とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

277 足で地面を押し返す

今回は「ジャンプのこと」。

前回、いいジャンプとは何かを考えたときに気になったこと。

地面の反発力って何?

単純に「跳ぶ技術」だけで検索したり、その手の本をめくったりすると、「地面の反発力を利用する」みたいなことが書いてあるのです。

意識して跳んでいるうちに、「足で地面を押し返す」ことなのかなと思いました。


これは、最後まで集中力を切らさずに跳ぶということでもあります。

最後というのは、足の裏まで、ということです。

ジャンプするときの流れは、すこしひざを曲げて、膝を伸ばしながら地面から足を離すわけですが、このときに足の裏で地面を押し返すと、ちゃんと跳ぶ力が加わったように感じられます。

たしかに「跳べた」――気がします。

この力を感じるには、ひざを曲げる段階で、足の裏で地面を押しつけるようにするといいと思います。

沈む感じがしませんか? 一瞬沈んだ感じがしたあと、地面から力が戻ってくるようにも感じると思います。これが「地面の反発力」じゃないかなあと……。

たぶん、地面(床)・靴底・中敷き・足の裏の肉……いろんなところがへこんで、元に戻ろうとする力が働くんでしょうね。その戻る力を借りるように、足の裏で地面を押し返すのがいいジャンプのスタートになると思います。

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これができていないと、たぶん「脚が上がるだけ」になります。

腰から下だけ、ひざを使って上げているだけで、上半身はそんなに上がっていないといえば、イメージできるでしょうか?

ここだけ「脚」という字に変えてますが、体全体を上げるようにしなければ、まさに腰から下の部分(脚)だけが上がる状態になってしまいます。開いたカサをまっすぐ上にあげるときの抵抗のように、上半身が跳び上がる力をじゃまする状態でもあります。

足で地面を押し返す ひざを伸ばす 上半身も持ち上げる、という流れができると、ちゃんと跳び上がる力が伝わると思います。


ただ、TJ系は難しいですね。

いったん空中で片足を上げた姿勢になるので、両足でバランスよく着地できません。やっぱり、両足そろって地面を押し返してこそ、いいジャンプができます。

TJ系の連続だと、自分のペースで跳ぶなら、ちゃんと両足がそろうまで待ってから次のTJ系に続けるのが理想――というか、そこまでやってようやく跳べます。

今の曲では、なんとか3連でも入れようとしていましたが、曲の速さ的に、両足がそろうまで待つのが難しい(テンポが速くて待つ余裕がない)のがわかりました。できるときはできますが、ちょっと安定しません。連続ではなく、今までのように2重とびをはさむくらいに見直そうと思いました。

なんとかならないかと意地になってましたが、ちゃんと跳ぶことを考えたとき、ようやくレベルを落とす(?)決断ができた気がします。そういう意味でも、いいジャンプについて考えた意味はあったかなーと思います。