とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

303 右で左だったんだ

■ 右手はどちら向きに回転してる?

今回も「回し方のこと」。

前回、タオルを回していてもう1つ気づいたことがありました。


前回しって右手で左回転してるのか。

はっきりそう気づいたのは、単縄をやって6年くらいたって初めてでした。

「右手なら右でしょ」というイメージがなんとなく自分の中にあったので、軽い衝撃が……。

昔、リリースをやろうとしたとき、右回転なのか左回転なのかわからなかったのを覚えています。ブログでリリースのことを初めて書いたときも、そこを書きました。今読むと、まともに回せないくせに何をできるような顔して書いてるんだという内容ですが、こんな話でした。

020 リリースするなら右で右(1)

021 リリースするなら右で右(2)

たぶん、「右手なら右回転」とずっと思っていたのはこのタイトルのせいですね。

でも、これも本当に正しいわけではありません。021で書いている、よくある縦回転のリリースは、手の位置的にはクロス状態です。右手が左側。その位置で「右手なら右回転」をやってます。

体の右側でリリースしようとすれば、左回転が多くなりますね(前回しを体の右側に持ってくるとそうなる)。「右で右」じゃなくなります。右回転でも回せますが、これは後ろ回しと同じ回転。「右手で右回転」なのは後ろ回しのほうなのです。


ただ、手の形を見ると納得がいきます。

右手は指のある左側のほうが自由で、右側ほど動かしづらくなります。右手で左回しのほうが自然なのかもしれません。

たしかに、右で左の前回しのほうが、6重とび、7重とびまで行ってますし……。逆に後ろ回しは純粋に5重とびできる人すらほとんど見ません(サイドスイングつきなら生山ヒジキさんが有名なんですが)。

ちなみに――。

イラスト:前回しをしている男の子Aが自分から見て、「ほら、右手は左回転!」。座って見ている男の子Bが「え?」と口を開けて、視点はBへ。Bから見ると、「右回転じゃない?」 男の子Aが怪訝そうに「はあ? 左だろ、ほら、左!」 欄外のふきだしで「え~?」「なんでだよ!」 見る側によってかみあわない……。

かみあわない視点

というわけで、どちらから見るかで逆転します。


右回転にしても左回転にしても、大切なことがあります。

左右のブレを少なくすること。

前回のタオルがからまった話をからめるとそうなります。あまり内側や外側に縄が流れると、引っかかったり、縄の中心がズレたりします。

回転方向がどっちか、というのは、自分にとってミニ発見だっただけで、その回転を崩さないように回すのがポイントなのでしょう。

相変わらず今さらなことに気づいては、手首の角度を確認しながら跳んでます。