とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

346 力を入れすぎると・・・

今回は「回しすぎのこと」。

力を入れて引っかかった回数は、数えきれません。

理由は、縄が高いせいで、さらにそれは、腕を広げすぎているから起こっているのだと思っていました。

でも、自分は違っていたと改めて気づきました。


縄が曲がっていたのが原因でした。

体のゆがみが縄が傾きにつながって、体に当たりやすい。そこが直らないのはずっと書いてきたことです。ただ、3重とびやSCやTJも同じだとは、あまり思っていませんでした。

そういう技でも、力を入れたら縄が斜めに走っているようです。足に当たっていたので、ずっと「縄が高くて引っかかった」と思っていたのですが、縄が斜めにそれて、足の下を通らずに足に当たっていたのでした。

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考えてみればおかしな話で、何度も「体が傾いている」と書いてきたのに、引っかかりかたは普通の人と同じと考えるのがそもそも甘かったのです。体や縄がゆがんでいるなら、引っかかりかたもゆがんでいると思わなければいけません。

ASやTSで縄が斜めにそれることは何度もありました。背中側に手を回すので、体や腕をまっすぐ維持するのが難しくて、縄が斜めにそれて引っかかりました。これは納得していたのに、なぜSCやTJなら違うと考え続けていたのか。

3重とびは、前も後ろも一時期、1回旋目で引っかかり続けました。

もちろん、縄が高かったり、タイミングがおかしかったりする場合もあったのかもしれません。ただ、オープンスイングでも、力を入れて体のバランスが崩れて縄が横にそれれば、当然片足側に寄って引っかかります。自分なら縄が右にそれて、右足に当たります。

縄が右にそれている。僕は、その影響の大きさに気づけていませんでした。


力の入れすぎは、その人の体のクセを表に出すと思います。

特に、交差のように「体を締めこむ」力の入れ方をするとよくわかります。

意識しないかぎり、その人の体幹に合わせて体をしぼりこむ形になるので、どんどん体のクセそのものに近づきます。ミロのビーナス像に布をかぶせてしぼっていけば、像そのものの形になっていくのと同じでしょう。

力を入れてもゆがまないようにするには、まっすぐを意識するか、ゆがまない程度の力に抑えるかだと思います。意識できる余裕があるなら力も入れられますが、余裕がないなら力を入れるのは(クセに合わせてゆがむので)得策ではありません。

この判断を、自分の中でどう基準としてつけるのか。

今回は、力を入れる影響や、その対策について、だいぶ言葉にできたと思います。


最後に、もう1つ大きなことに気づきました。

おそらく、僕がうまく回せず、縄までねじれていた理由。

次回で書きます。