とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

009 縮めた縄は伸ばせない

今回は「縄の長さ調節のこと」。

実は、ここ2回の練習で縄が2回切れた。
理由ははっきりしている。縮めた縄を伸ばしたからだ。
理由はもう1つある。使っているなわとびの留め具がワニ口だったからだ。
(ここで言う「留め具」というのは、グリップの中で縄の長さを調節・固定する部分のことです)

想像してもらうとわかるが、縮めた縄を伸ばすと、以前留め具を付けた箇所がグリップから出てくることになる。ここで大きく影響してくるのが「留め具の跡」である。

上で書いたように、今回の縄はワニ口型の留め具だった。縄に「かませて」固定する。つまり、縄にプラスチックの留め具を食い込ませることになる。当然、縄に傷がつくわけだ。縄を伸ばした場合、それがグリップから出てきた状態になり、いろんな技、特に動きの激しい技を繰り返していると、

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こうなる。とびまるさん、侍か……。

さて、以前、こんな文章に出会った。 

断言しよう、縄跳びを長くする日は永久に来ない。

なぜなら縄跳びは上達するにしたがって長さを短くしていくからだ。

縄跳びを長くしようとする頃には技術も上がり、結果的に同じ長さで跳べる。

二重跳びのコツ決定版!小学生10万人への指導で蓄積した練習法を公開 - なわとび1本で何でもできるのだ

 今回切れた縄は、JRSF(日本ロープスキッピング連盟)でネット注文した縄だ。フリースタイル向けの、スタンダードなタイプである。上の引用を合わせて考えると、構造がすでに「縮めた縄は伸ばせない」(伸ばしても切れやすい)ようにできていて、そこまで想定したデザインのすごさが感じられた。

デザインとは見た目だけではない。使ってわかること、特定の状況で初めてわかることがある。気づかなければ気づかないままでも取り入れられる方向性、これもまたデザインだ。

いや、単にきっちり固定できるようにしただけなのかもしれないけれど、そう考えたほうが「本格的な縄を使っている」という実感が持てていい(笑)。

ただ、この留め具にはリスクもあって、誤って短い位置でかませてしまった場合、傷がついて取り返しがつかない。スピード練習用に試しにちょっと短くしてみようかな、なんて調節してみたらアウトだ。いずれ切れて、その長さから調節し直す必要が出てくる。

そんなわけで縄の長さが変わった。3~4cm程度なので、そんなに影響は大きくないと思うけれど、さて、しばらく様子見を……。