とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

017 回る小波とモンキーダンス

今回は「モンキーダンスのような技のこと」。

前回、KNという技を探しているうちに跳ぶようになった技だ。
モンキーダンスで手を入れ替えずに横方向に1回旋する。
とりあえず、モンキーダンスについて書こう。


モンキー - YouTube

これがモンキーダンス。この動画のように「モンキー」とも言うようだ(僕は「モンキーダンス」で教えてもらったので、今回は「ダンス」をつけて書かせてもらいます)。

ちなみに跳んでいるのは生山ヒジキさんといって、プロのなわとびパフォーマー・指導者。全国の小学校でのなわとび演技・指導を中心に活躍されている。詳しくは「なわとび小助」のサイトにて。なわとびは、職業にだってなってしまうのだ。

さて、見てのとおり、おサルっぽい動き。
この技は、回らずに正面を向いたままでもできる。僕が覚えたのも回らないやりかただった。動画のように、回ると、縄に勢いをつけやすいのかもしれない。

横方向に縄を回せるのが重要。足の内側からゆっくりとでも縄を回して、片足を通す→頭の上の手で縄を回し、背中側を旋回→もう片足を通す→目の前に来たら手を上下入れ替え→再び片足を通す……という動きになる。

ついでにコツを書くと、2つあると思う。

1つは、縄の回転方向は同じで、足を上げる順番も変わらないこと。

固定された動きは心を楽にしてくれる。まずは手を入れ替えずにひたすら横回転を続けていれば、足のリズムが自分の中で固定されてくるだろう。つまりは「慣れ」なのだが、2つ以上の動きをするとき、1つでも慣れた動きを持っていれば、残りの動きに集中しやすい。これはどの跳び方でも共通するコツだと思う。

そしてもう1つは、縄に横方向の遠心力をつけること。

縄に勢いがないと、1周して手を上下入れ替えるときに、縄がへなりやすい。慣れてくるとわかるが、そこそこの勢いがあったほうがこの技は跳びやすい。それも横方向の勢い。普段の縦回しとは違う世界を感じられるはずだ。

……とモンキーダンスはここまでにして、問題の名称不明の技。

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手を入れ替えずに横方向に1回旋、というのは、結局モンキーダンスの1周分にあたる。このあとは縄の動き的に、イラストで言えば右のサイドスイングを入れやすい。技と技の間にちょっとはさむのに都合のいい小技でもある。慣れると、短い時間差で足を“たたんっ”と下ろせるので見ばえもいい。

これっていったい何系の技なのか。足を上げているからやっぱりレッグオーバー系?
ただ、知っているレッグオーバー系の技は、地面についている軸足のほうを通すものばかりだ。上げたほうの足を通す技は良く知らない。これがつまりは、名称もわからない、ということにつながっているわけだ。

なんとなく、波が360度周回するイメージ(足が波頭)があるので、ウェーブなんて勝手に呼んでいる。

この技もモンキーダンスも基本は上げた足の内側から回しているが、フリースタイルの動画では、上げた足の外側から横回旋を入れて、さらには順方向の回し蹴りみたいに宙を旋回している技もある。あれはサイクロンとかハリケーンとでも言うのだろうか(笑)。

上げた足の外側から横回旋を入れて、そのまま後ろトードにつなげる技もある。これはできるようになった。上のサイクロン(仮名)みたいに旋回しながら1跳躍で跳び抜いてしまう人もいる。

いやこれ、思い返してみると、いろんなところで見てるぞ。
上げた足を通すことから始まる技いろいろ、どこかに名称のわかるページはないものか……。