とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

035 「つなぐ」というセンス

今回は「センスと経験のこと」。

見てすぐ習得できる人はセンスがあると言う。
目の前の動きがどういう動作なのか理解して、それを自分の動きにできてしまう。

では、「見えなくても」跳べてしまう人はどんなセンスを持っているのか。


こんなことを言い出したのは、あることを思い出したからだ。

前回の冒頭で、ウィンドミルスピンをフリースタイルの動画で見つけたと書いた。でも、実際に技を習得できたのは、BillyTWildiさんの動画を見たからだ。フリースタイルの動画では習得できなかった理由、それは、「技が見えなかった」ことにある。

細部の動きの見づらさや、体の向きで隠れた動き。こうした部分がネックになって、再現できなかった。動きを理解するために絵に描くと良い、なんて過去にお勧めしたけれど、見えなければ描くものも描けない

それで、もうすこし見やすい動画はないかと探して見つかったのが、BillyTWildiさんの動画だったわけだ。


ただ、見えなくても跳べてしまう人、というのもいる気がする。

ここで1枚なわとびの絵を描いてみよう。

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これ、クルーガーを後ろ回しでやったらどうなるのか? と試したときである。とびまるさんの表情を見てわかるように、ここからどう動けばいいかわからなかった。そもそも、これは「後ろクルーガー」ではなかったのだが……。

でも、ここから次につなげる回し方はある。たとえば「marlee」(マーリー?)と呼ばれる跳び方。180度回って同じフォームで前回しで跳ぶ。外側から脚の下に手を入れているので、「インバースクルーガー」とも言うらしい。

Marlee jump rope trick slow motion - YouTube

Backwards crougar jump rope trick slow motion - YouTube

参考にリンクのみ。下が本当の後ろクルーガーだそうだ。ちなみにまたBillyTWildiさんである。なんでもやってるな、このかた(笑)。


marleeでなくとも、回転なしでサイドスイングから前回しにしてもいいし、ラップを入れてもいい。後ろリテアードトード(?)につなげてもいい。縄をかえして前のEBトードも可能だろう。脚の下からリリースもできるかもしれない。

試したわけではないけど、縄なしでイメージしてもこれだけ浮かぶ。上の画像を試したころは、おそらくこんなに浮かばなかった。あれ以降に知った技、動きだからだ。

つまりは経験なのだ。

いろんな技を知ることで、いろんな動きを知る。そのひきだしが多いほど、未知のフォームになったときに、技につなげる選択肢が増える。経験・慣れが多いほど、そのつなぎはスムーズにいく。

「見えなくても」跳べてしまう人のセンス。

それは潜在能力というより、なわとびを含めて、いろんな運動を通じて積み上げた、その人の「努力の結晶」なのかもしれない。