とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

058 腕にくるくる、アームラップ!

今回は「アームラップのこと」。

世界選手権の余韻も冷めやらぬ中、ここは平常運転で(笑)。世界選手権については、また後日書きたいと思います。

さて、なわとびは「跳ぶ」ものです。それで、学校だと、跳び続けることが一番! みたいな空気があたり一面にただよっています。

そんな中で、縄を止めてしまう、いわゆる「フィニッシュ系」「フリーズ系」の技は異世界。回数という競争と違って、表現力に近いものですが、回数を追ってシーズンを終える子どもたちにとって、なわとびの楽しみ方が広がる技だと思います。


見た目も楽しいフリーズ技で、今回お見せするのは、「アームラップ」。


アームラップ - YouTube

ヒジキさん、いい見本をありがとうございます(笑)。

見てのとおり、腕に巻きつける技です。

腕(アーム)に巻きつける(ラップ)からアームラップ。YO!YO!の「rap」じゃなくて「wrap」ですよ。ダブルダッチだと、「rap」のほうがある意味近いけど(笑)。


さて、この技のポイントですが、動画にならって、右腕に巻きつける形で考えましょう。

まずは右腕を伸ばして、縄は前にたらします。最初は、腕に巻きつける前に、軽く前に縄を振って、縄が自分のほうへ戻ってくる勢いを利用して、腕に巻きつけると、やりやすいでしょう。慣れれば、動画のように、前回しからつなげられます。

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後ろから描くとこんな感じ。

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イラストのように、いったん腕の下をくぐらせてから、右手を「左回転」します。反時計回りです。手首で無理に回さなくてもいいです。腕で回すようにすれば、縄は勢いで巻きついてきます。

巻きつきはじめたら、左手は縄を軽く引っぱる感じにしましょう。巻きつく縄がたるまずに、きれいに巻きついていくはずです。

ちなみに、巻きつき終わった次の瞬間、反動で縄が戻ってほどけはじめるという最後のワナが(笑)。これ、勢いにかかわらず、弾力のせいか縄が戻りやすいです。戻らないようにするには、すこしたるみをもたせるとか、手首の角度をつけるとか、指で押さえるとか……、ここは僕も苦手な部分なので、ベストな締め方を書けません。すみません。(2022.5.24 追記:巻きつけてない手でしっかり引っぱると、縄がきれいに締まりやすいと思います)


どうでしょう、初めてのかた、いけそうですか?

このポーズ、後ろで片足のつまさきを地面つけると、ちょっと高貴な感じになります(笑)。片膝をついて、前かがみぎみに決めれば、ヒーローの決めポーズっぽくなったりと、まさに「フィニッシュ」にふさわしい瞬間があなたを待っています。

今の2つのポーズはアームラップの応用ですが、実は、アームラップ自体、いろんな形で応用ができます。次回は、この応用技の1つを紹介したいと思います。

その名も「ヒーローフィニッシュ」。

上でヒーローと書きましたが、実際に「ヒーローフィニッシュ」と名づけられた技があるんです。というわけで、次回、ヒーロー誕生回!(笑)