今回は「技の名前のこと」。
前回、「イナズマ」という技の組み合わせについて書きました。
2重跳びはともかく、2重あや、2重交差については、通称があります。
2重あやが「はやぶさ」、2重交差は「つばめ」や「むささび」が多いでしょうか。
「はやぶさ」はほとんど全国共通に近い呼び名だそうで、うちの小学校でもそう呼んでます。以前いた小学校もそうでした。一方、2重交差はいろいろみたいですね。今の小学校では、そのまま「2重交差」と呼ぶ子が多いです。通称がないのも珍しい感じです。
ちなみに、僕の子どものころは、2重交差は「ゼロ戦」と呼ばれてました。
……。
もう一度言います。「ゼロ戦」と呼ばれてました。
今さら思うんですが、なんだよゼロ戦て!(笑)
飛ぶものではありますが、生き物から離れて、まさかの戦闘機(笑)。こんなの、地元だけだろうと思ってました。ところが……。
ネットで検索すると出てくるんですよ。ゼロ戦。
「つばめ」のほうがメジャーなようですが、普通に「ゼロ戦」を使ってる人、地域がそこそこあります。意外でした。そして、こんな推測を書かれているページを見つけました。
思えば「はやぶさ」「ゼロ戦」はともに太平洋戦争で多く作られた戦闘機の名前(愛称)。
それが、二重跳びの高度な技の名前になったと思われます。(私の予想)
しかし、今の時代にそのまま使えないと考えて、「はやぶさ」はそのまま残り、
「はやぶさ」も戦闘機だったのか!
これ、あくまで予想と書かれてますが、推測でもここまでそれらしい理由を、僕は見たことがありませんでした。
このとおりなら、「はやぶさ」が全国共通(らしい)理由も説明がつきますね。もともとあった名前が残ったわけです。2重交差のほうは、名前を変えたために、統一性がなくなったと……。
日本なわとびの意外な歴史を発見した気がします。
実は、なわとびとは別に驚いたことがあったんですが、それはまた機会があれば……。
さて、となると、「イナズマ」も戦闘機つながりなのでしょうか。
雷電とか、紫電改とか出てきますね。紫電改なんて一発変換されました。そういえば、聞き覚えはあるような……。「電」の字から「イナズマ」と名づけられたのか、もっとあと(鳥の名前にシフトしてから)鳥よりも速く宙を駆ける存在として誰かが名づけたのか。
由来を考えるといろいろです。
それ以外の技は、覚える機会がほとんどないので愛称っぽい名前も見かけません。なわとびの世界に足を踏み込んだレベルの話になります。
クルーガーとか、TJとか、挑戦する段階で技の名前が明示されているわけです。逆に、KNとかCNとか、名前はわかっても跳び方が見つからないなんて騒いでいるブログも出てきます(笑)。( 016 KNは英語で探せ 参照)。
そうした技にも、元になったイメージがありそうなのがあって、たとえば、このブログで奮闘記になってしまった「ドンキー」は、後ろ脚を蹴り上げたロバのイメージでしょうか。海外では「フロッグ」と呼ぶことが多いみたいです。これもイメージはわきますが、カエルさんほどがに股っぽく足を上げてないと思います(笑)。
このままだと、あの技この技と語りそうなので、今回はここまでで……。
とりあえず、今回は「はやぶさ」関係の推測が大発見でした。
「つばめ」も伝わっていなかった今の学校で話してみたら、2重交差にも愛称が生まれるでしょうか?
楽しみなような、怖いような。