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とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

081 イージュー・ジャンパー

今回は「30代のこと」。

「がっかりである。今年で、もう30歳だ。」30代と聞いて思い出すのは、マンガ『レベルE』1巻の見返しにあった、作者・冨樫義博さんの言葉。当時の僕は高校生で、この言葉を読んでも、ほとんどイメージする姿はありませんでした。

もちろん、30代でなわとびを始めるなんて、思ってもみなかったでしょう。


ちょうど今ごろの時期で、なわとびを始めて3年になります。

そしてこれが、3年続けた人の、なわとび演技。


なわとびフリースタイル その2 - YouTube

前回のなわとび交流会で跳んだときのものです。正面からちゃんと撮ってもらうと、跳び方が雑なのがよくわかりますね……。もうすこし手首を使えると、コンパクトになるんでしょうか。

何かすみませんと言いたくなります。これで3年……。

せめてノーミスを目指したいです。ミスによる立て直しが多いと、そのたびに見る側にとっての「いい緊張」が途切れるので、満足度が低くなりますね。自分で見ても、今ひとつ盛り上がれません。

縄のまっちゃんいわく「ノーミス演技は70点止まり。」だそうですが、まだぼくはその段階にすら達していません。練習し続ければそのうちマシになるだろう、みたいなあいまいな見込みで跳び続けてきた結果がこれです。「縄が通ればいい」じゃだめですね。あれから練習では、1つ1つ確かめながら跳ぶようにしてみました。

前回、ダブルダッチはBGMでテンポを合わせていることに気づいたと書きました。フリースタイルのルールの「音楽に合っているか」という項目にはそういう意味合いもあるのかなあ、なんて思いながら跳んでますが、縄の動きと跳ぶタイミングを確かめながら、メロディの裏で刻まれるリズムにまで合わせるのは難しいです(笑)。ミスの少ない演技をするうちに、リズムに合わせた動きが最適になってくればいいんですが……。

一方、3年は別の影響も出てきてます。


30代の3年は、体との勝負です。

練習で毎回、連続3重跳びをやっていますが、記録が伸びません。ビニールロープだと、10回前後で終わります。ひっかかることもあれば、「自分からやめる」こともあります。最近は、10回を超えてくると、腕が張るか、足が追いつかなくなってくるからです……。

一種の限界ですね。以前はそこまでにひっかかっていたので、跳び続けられるだけ安定はしました。そこはレベルアップです。でも、体はギブアップです……。20回に手が届きそうなのに、疲れて動きが追いつかないという……。記録が伸びないのではなく、衰えるのを食い止めているだけなのかもしれません。

フリースタイルでも、同じ構成で続けているのに、体が追いつかないときがあります。上の動画はミスが多い分、小休止になって、そこそこ体はもっているほうですが、序盤がノーミスのときは、レッグオーバー4連続のあたりで呼吸があやしいです(笑)。同じ構成で続けてきて、体は慣れているはずなんですけど……。さらにドンキーやアームラップ180なんかも入れたので、後半は「いかにおおげさに動かなくても成功するか」を考えて跳んでいます。考えてるだけで、ノーミスには届きませんが。

そんなこんなで、いつまで跳べるのかを気にするようになりました。

最近の練習後は、「ああ、今日もケガせずに終われたなー」と思ってるくらいです。30代を通り越しておじいちゃんの心境ですよ(笑)。でも、ここのところ半年に1回くらいのペースで腰を痛めて、危ない状態なのは確かです。


ただ、それでも跳んでいて楽しいのは変わりません。

縄1本で、日常では味わえない空中の世界を創ることができる達成感。
そして、そこに自分の体を舞わせる快感。

ぼくは、子どものころからずっと、ほとんどスポーツをしたことがありません。学生時代の体作りを、財産として持ってない人です。なので、30代になってからでもなわとびというスポーツが新鮮で楽しいし、逆に30代になっていることが体として不安です。

30代でもう1つ思い出したのは、奥田民生の「イージュー★ライダー」という曲。あれも高校生くらいに聴いた曲です。あまり歌詞をじっくり聴いてませんでしたが、曲の雰囲気は好きでした。「30代でもマイペースに楽しもうぜ、なっ!」と肩を組まれたような心地よさが、まだ学生だったぼくにも感じられた曲です。

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本当は手前になわとびしてる人の足と縄のアップを入れるつもりでしたが、ジャケットをマネして描いているだけで力尽きました……。


冒頭の冨樫義博さんの作者コメントは、それでもやりたいことが山ほどあるのが救いだ、とちょっとした自慢で締められていたと思います。ぼくも、ケガの予防をしながら、のんびりとなわとびを楽しみ続けたいですね。

30代なわとび男子の物思いでした。