とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

084 冷たい小雨と熱い縄

今回は「雨のステージのこと」。

久しぶりに生山ヒジキさんのステージを見に行ってきました。昼でも10度ないような冷え込みでしたが、電車に乗ると日の光だけが差し込んであったかすぎるくらいでした。思わずうとうとして、気がつくと……。

外が暗い。

え? たしか蒲郡も幸田も太陽がまぶしいくらいだったじゃん!
『まもなく、岡崎。岡崎。お降りのお客様は』
はい降ります。乗り換えです。寝過ごしたわけじゃないことにほっとしつつ、各駅に乗り換え。外はわずかな雨と、冷たい風……。西岡崎に着いても、たった1駅で空模様が変わるわけはなく、傘も持ってこなかったので駅に留まる僕。気になっていたのはただ1つ。

ステージはあるのか……?


ありました。冷たい小雨の中で、ヒジキさん、跳んでくれました。

思いきって小雨の中を会場まで行ったとき、広場はほぼ無人。ヒジキさんとJJRPのスタッフのかた以外は親子が2組くらい。あとから聞いた話だと、どうもそのかたがたも関係者だったそうで、お客は僕1人だったかもしれません……。

「お客さんがいる限り! ヒジキは跳びます!」

濡れたステージの上で、できる限りのパフォーマンスをしてくれたヒジキさん。水をはねながらフリースタイル。おしりとびまでやってくれました。寒くて雨もぱらつく中で、熱い演技を見せてくれました。後ろ5重跳びも危なげなく成功! あのコンディションで跳びきってしまう姿に、初めてでもないのに「おお」と言ってしまいました。

演技だけでなく、トークでも、とにかく観客を楽しませようと燃えるパフォーマーを演じ続ける姿に、どれだけ冷たい中でも、ずっとあったかい気持ちをもらえました。

ありがとう、ヒジキさん。今までで、一番かっこいい演技でした。


この日は、前と同じようにステージとなわとび教室を見るだけのはずでしたが……。

あまりに人が少ないので、僕もステージに上がったり、なわとび教室に参加したりしちゃいました(笑)。いつもなら子ども対象ですが、数少ない子どもに混じってヒジキさんとトラベラー(※)。実は初めてだったので、どきどきしてました。

※トラベラー:横に並んで縄なしで跳んでいる人を、縄を持った人が1人ずつ一緒に跳んでいく多人数跳び。

数人子どもが加わって、なわとび教室も開始。やっぱり無駄がないですね。説明しすぎず、子どもが自分で試している姿は、クラブで自分がたどり着けていない理想でした。時間もあって、ヒジキさんがいろいろ教える姿を見ました。寒空がくれた予定外のシーンでした。学校で子どもに教えてあげたい楽しさが増えました。

途中から雨雲も去って、すこしずつ晴れ間が戻ってきました。一緒に跳んでいる子は数人しかいない広場でしたが、雨上がりを照らす光景が気持ちよかったのを覚えています。


最後に、ヒジキさんからリクエストをもらったので、イラストのヒジキさん、どうぞ!

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いや、ほんとにこれでお願いされたので(笑)。寒い中、お疲れさまでした!