とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

086 縄を回すための「見えない重り」

今回は「遠心力のこと」。

なわとびをするとき、単純ですが大切なこととして、「きれいに回すこと」があります。縄がうまく回ってくれないことには、跳べるものも跳べません。今回はそんな話です。

タイトルと1行目で結論は出てますね。遠心力という「見えない重り」が重要です。

5円玉を糸に通して、両端を持って回すと、5円玉が重りになって勢いがつきますよね。まさにあの感じです。子ども用の縄には、縄の中心に金具がついていて、回すのが苦手な子でも勢いをつけられるようなものもあります。

遠心力がついていれば、縄は安定して回ります。縄の先(縄の中心)が外側へ向かおうとする力が働いていて、「縄の先を回している」イメージで回せれば勢いもあるし、きれいに見えます。縄の先に「見えない重り」がついているような勢いを感じられるはずです。

では、どうやったら、遠心力をつけて縄を回せるのでしょうか?


こんな感じではどうでしょうか。

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いいか悪いかは別として、解説です。

○縄を張って回す。

縄にたるみがあると、勢いがつきません。遠心力は、なるべく1点に力が集中したほうが勢いがつきます。縄を張ることで、たるみがなく、勢いにブレのない回し方ができます。グリップを横に広げて回すと縄が張りやすいです。

○グリップの端を持って回す。

長めに持つということです。こうすることで、縄だけでなく、グリップ自体にも遠心力がつきます。グリップからついた勢いがさらに縄の勢いを高める2段加速的なイメージです。

グリップの端を握るとき、薬指までにしてもいいでしょう。指4本でも、てのひらに包み込めば、そこまで不安定になることはないはずです。うまく手首を使えない人(僕もですが)は、小指周辺が「あそび」になることで、かえってグリップを回しやすく感じると思います。逆に、小指まで握ると、小指のあたりがグリップの端を押さえこんで、グリップを回しづらくなります。

○上2つに合った長さで回す。

ここまでは勢いを狙った回し方ですが、なわとびは、跳べて初めて成功です。縄を張れば横に伸びる分、縄の回ってくる位置は高くなりがちですし、グリップを長めに持てば縄の軌道が大きくなる分、縄の回ってくる位置が変わってきます。自分で跳びやすいように、回る縄の長さを確かめましょう。


いかがでしょうか? 遠心力をつかむための3つのポイント。

繰り返しますが、フォームとしていいか悪いかは別です。でも、これで何回か跳んでみると、縄の勢いはいつも以上です。跳んでいるうちに、自分に合った縄の張りぐあい、グリップの持ちやすさが調節されて、最後は回しやすさと跳びやすさが一致してくると思います。

そんな回し方が上手だと思うのが、このかた。


縄跳び 三重跳びの限界 その1 - YouTube

ine.さんは、たくさん練習やその成果の技を動画で公開されていて、なわとびの動画を見始めたころから、ずっと楽しみに見てます。結構グリップを長めに持って跳ばれるかたという印象が強くて、それがわかりやすい連続3重跳びを選んでみました。

他にもレベル4以上の多重系の技をいくつも公開されているので、見たことのないかたは、見てみてください。縄の勢い、回し方、きれいですねー。縄の安定感は、他の動画のほうがさらによくわかると思います。長めに持つフォームを自分のものにしているine.さんには、「個性的なうまさ」を感じることが多いです。


今回の内容は、遠心力に慣れるためのやりかたと言ってもいいですね。なわとびシーズンのこの時期、3重跳びのコツをつかみたい人は、こんなふうに回し方からアプローチをかけるのもいいかもしれませんね。あとは、遠心力をつける感覚を普段の跳び方にどういかしていくか。

すこし、自分の跳び方に勢いをつけられる気がしませんか?