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とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

108 回すために回さない(1)

技術のこと

今回は「回し方のこと」。

これまで、回し方についてはあまり書いたことがなかったので。

きっかけは、このあいだのヒジキさんのなわとび教室です。あのとき、こうじさんが、なかなか縄を回せない子に苦戦しているのを見て、どう教えるのがいいのか自分でも考えた結果が、今回の話です。そんなわけで、かなり初心者向けの内容です。


あのときの子は、後ろから前に縄を持ってくるのが苦手でした。

束ねた縄を片手で回してみる、地面のポイントをめがけて縄を回してみる、など、いろいろ試しているのを見ました。それでも縄を前に持ってこられないのです。特に、なんとか跳んでからの2回めが大きな壁でした。どうしたらいいのでしょう?

いっそのこと、一度縄を回すのをやめたらどうか?

最近考えたことです。あのときの子は、とにかく腕全体で回していて、自分でもマネしてみると、肩がはずれそうになりました(笑)。体が固いとはいえ、なわとび経験者の僕でも難しいんですから、そりゃあ回せるわけありませんよね。

でも、あの子は、最初に後ろから前へ縄を持ってくることはできていました(ここ重要です)。一番の問題は、なんとか縄を1回跳んでから、もう1回回すとき。そこがほとんどできませんでした。

1回跳んだあと、腕が後ろに伸びきっているのです。そこから回すのは困難。それなら、1回跳んだあとで、すぐに回そうとせずに力を抜いて、「最初に跳ぶときの状態」に戻ってはどうでしょう。最初は回せたのですから。

つまり回さないニュートラルに戻るのです。

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左側のイラストのように、回したまま腕を伸ばしていると、手がひっくり返って上を向きがちです。ここから前へ持ってくるのは難しいですよね。右のように力を抜くと、自然に回しやすい形に戻ります。

跳んだあとに、なるべく基本の姿勢に近い形に戻す。これを覚えれば、跳んだあと、基本の姿勢に戻ればいいと、わかってくるのではないでしょうか。

縄を回すとき、回す姿勢(フォーム)に目を向けるのも大切ということですね。


ただ、このままではリズムよく連続で跳ぶのは難しいと思います。

跳ぶたびに姿勢を戻す動きが入るので、縄の流れは中断します。やはり、縄を飛び越えながら、そのまま縄を回せるようになるのが一番です。

そのためには、「体の前に縄がある状態から跳ぶ」練習がいいでしょう。

縄を飛び越す練習です。跳んだあとの姿勢の練習にもつなげられます。これで縄をもう一度前に持ってこられれば、リズムのいい前跳びにぐっと近づきます。

これも、ある意味、回すために回さないやりかたです。いったん、体の前で縄を回すのをやめる。まずそこで姿勢を整えて、前跳びの続きに入る。上のやりかたと合わせて、その子のやりやすい流れでステップを踏めば、体の前→体の後ろ→体の上くらいまで縄の流れができます。これで縄の1回転を経験できたも同然でしょう。


タイトルのとおり、次回はその2があります。

縄を回さない時間を入れて、基本的な動きを身につけたのが今回。そこから、さらに縄を回しやすくするには、また「回さない」瞬間をうまく使います。

どこで「回さない」のか? ヒントは遠心力です。お楽しみに!