とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

154 「最後の一押し」で回しきろう!

今回は「回し方のこと」。

最近、気づいたことがあります。

意外と「回しきっていない」子が多い。

学校で3重跳びを見せたら、4年生の女の子がすぐに挑戦しました。クラブにいる子で、2重跳びも上手な子なんですが、3重跳びになると意外と縄が回ってませんでした。よく見ると、2回回すところまでは普通にできていて、3回旋めだけ、手が止まっている感じ。

3回回すことに慣れていないので、特に3回旋めの回し方がよくわからないのは仕方ないです。本人も、なんかずれてる感じはわかるらしくて、ちょっと考えて、縄を置いて空中でももを3回叩いて、「これだ!」。……対応速すぎです(笑)。縄で同じことができるようになるまで、そう時間はかからないでしょうね。

さて、この、最後の1回旋がうまく回せないパターン。

縄の勢いだけで回っている感じになります。「回している」ではなくて、「回っている」。言葉からも、イメージできるでしょうか。

2重跳びが苦手な子のうち、「縄は回っているのに、どこかひかえめで跳べない子」には、ちょうどこんなイメージがありました。回しきれない状態ですね。


それで、今回思ったのが、「回しきる」という技術です。

主に、2重跳びや3重跳びのような多回旋にしぼった話になります。

回せない原因や、実際に回せない姿はいくつかパターンがあると思いますが、今回は上に書いた「最後の1回が回せない」パターンです。途中までは回せていて、そこからどうすればいいのか、という段階にある子ですね。

「最後の1回を回す」ことができれば、2重跳びも3重跳びも「回しきる」ことができます。回せていないのだから、回せば跳べる。単純すぎますが、たどりつきたいのはここです。

そのために必要な技術って、なんでしょう?

「最初の勢い」と「最後の一押し」ではないでしょうか。

最後の1回が回せないのは、その段階で縄の勢いが落ちているからです。2重跳びや3重跳びなので、縄が回るだけの勢いは残っていますが、最後の1回まで跳びきれるほど速くは回っていません。

それなら、まず1回旋めの勢いをつける。力んでひっかからないようにしましょう。そして、最後の1回をちゃんと回す。縄に最初の勢いがついていても、もともとは最後の1回を回しきれていなかったのが原因です。

この最後の1回を回す、というのが、できるようでできません。

まずは、大げさでも、手自体を動かして縄を通してしまうといいと思います。縄を回す手は、回し始めると同じ位置です。腰の横あたりがいい、と言われるあの位置です。それを、最後の1回を回し終えるときに、手ごと前から後ろへ勢いをつけて、縄が足の下を通るようにしてしまうんです。後ろ回しなら、後ろから前。本当に「一押し」する感じですね。

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強引ですが、1回でも「跳べる感覚をつかむ」のは大切です。なわとび台も、ジャンプ力が高まるという見た目の印象が強いですが、大切なのは、それで「跳べること=感覚を実際につかむこと」だと言われます。

地面で跳ぶときは、本来のジャンプしかできません。そのぶん、最後の一押しという、手のほうの工夫で、1回でも跳べるようになるといいんじゃないでしょうか。

なお、縄に張りを持たせたまま「一押し」できる技術は必要です。がむしゃらに縄を通そうとすると、縄が変な形にゆがんでしまいます。そうならずに縄を通すには、縄をコントロールできる技術が必要です。始めからその技術がなくてもいいです。縄を通そうと練習するうちに、だんだんと縄をコントロールできるようになるでしょう。


実は、「最後の一押し」は自分でも実感していたことでした。

後ろ3重跳びが通るときって、たいてい、手が前に出ています。手首だけで回しきるのは難しいので、最後の1回旋を手ごと前へ押し出す感じで回しきっているんです。

フォームとしていいのかわかりませんが、3回旋めでひっかかるときは、いつも縄を踏んで終わるところまでは縄が回っているので、「最後の一押し」で縄を通している感じです。

ほんとは手首で何回でも回せればいいんですけど、手首の技術は練習するうちにすこしずつ身についていくものですし、これを書いている僕自身が4重跳び以上を跳べるほど、手首の技術がないので、説明できません。

とりあえず最後の一押しで縄を回しきって、跳べる感覚をつかんではどうでしょうか。