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とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

155 錯覚OAS

技のこと

今回は「前OASのこと」。

OASという技があります。

ダブルアンダーASとありますが、JRSFのトリックシートでは、「O・AS」の項目からこの動画にリンクしてます。呼び方が違うだけで、おそらく技としては同じです。

これ、自分の中では「足の下はやぶさ」という名前でした。交差してる場所が違うだけで、動きははやぶさと同じですよね。

ところが、ここでひとつカン違いが生まれます

はやぶさは、なわとび用語で言うとCO(クロス→オープン:交差→開く)という技名です。そういう動きを、1回跳ぶあいだに空中で行っています。それなら、上の動画の動きも、AS→O(足の後ろで交差→開く)に見えるので、技名としてはASOじゃないかと思いますよね。


違うんですよ。OASなんです。

なわとびの技というのは、「足の下を縄が通ったとき」のフォームで成立するらしくて、その基準でよく見ると、上の動画はこういう流れです。

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O→ASの順番ですね。

説明優先で描いてしまったので、瞬間瞬間のフォームに無理があるところは見逃してください。最初のOは、もうすこし前かがみになって、手が足の後ろに入りかけていると思います。

僕もブログを始めてから1年くらいは、よくわかってませんでした。

ASは足の後ろで交差するので、縄が通ったあとじゃないと「ASがスタート」しないんですね。前回しだと、まず普通のオープン跳びが成立してから、初めてASの形になるので、順番からしてOAS、というわけです。

ちなみにASOだと、先にASの姿勢で縄が通ってから、着地するまでに、腕を開いて2回旋めを跳ぶ、という流れの2重跳びになります。かがんだ姿勢で2回回すので、苦しそうな2重跳びになります(笑)。


これを知ったとき、ちょっと跳びやすくなりました。

なぜかというと、「足の下はやぶさ」というイメージが強かったので、「最後に腕を開く」のが必要だと思ってたんですね。

ふつう、交差から腕を開くとき、交差で作っている「輪」がいったんせまくなって、最後に縄が開きます。このあいだに縄を通すので、ひっかかりやすいのです。OASでは、足の後ろに交差があるので、交差している腕を開こうと思ったら、普通のはやぶさよりも、苦しい姿勢で腕を開くことになります。

でも、OASが、「ASが通った」時点で技としては成功(たぶん)と考えるなら、ASを通すのが優先で大切、ということになります。

腕を開くのはとりあえず後回しでいいわけです。

そういう跳び方をしてみると、たしかに縄が通りやすい。当たり前ですね。ASを通すよりも、そのあとのこと(腕を開く)を考えていて、交差の輪が中途半端な状態で跳んでいたのです。AS時点で、技がおろそかになっていたのでした。


後ろ回しの場合は、このまえ書きました。(150 自分が見えずにケガをする

後ろだとフォームの成立の順番がAS→Oになるので、技名がASOに変わります。足の後ろで交差してから縄が足の下を通るので、ASが先です。

あの話では、強引に勢いをつけて、見えないところで交差しようとして、手をぶつけてケガをしました。その反省から、ちゃんとASを通すのを優先すればケガも避けられるし、技自体も、部分に分けて、順番に修得できるだろうと思いました。

功率はまだあやしいですが、手がぶつかることはほぼなくなりました。これも、「技を分解して1つ1つ成功させる」のがうまくいった感じです。

技そのものがどういう流れになっているか、そんな基本的なことを考えるだけでも、跳ぶヒントになるという話でした。