今回は「ハミングバードのこと」。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さる年が始まったばかりなのに、もうとりの話ですが……。
ハミングバードという技があります。
(2022.4.4 追記:以前のリンクでは見られなくなっていたので別の動画にしました)
佐藤拓広さんの動画(驚愕の縄跳び 【超技1】 はちどりの攻撃 [コレカラプロジェクト]♯2 - YouTube)で知ったかたも多いでしょう。跳ぶ姿が鮮やかで、見た目が群を抜いている技だと思います。
跳んでみたい。でも速すぎてムリ。というか、動きがまずわからない。という人のために、今回は、この技を2回に分けて跳んでみようという話です。
まず、どういう動きなのか。(※角度の都合で、イラストは回転してません)
1.フェイクEB(かえし跳び)をしながら、イラストで言うと左回転
(見づらくなるので回転してません)
左にスイングするかえし跳びなら、左に回転します。動画も左回転ですね。
2.体の向きを変えながら、右腕を開いて、後ろに持っていく途中
(イラストでは向きが変わってません。見やすいように背中で統一してます)
かえし跳びでも、前で振っている手は、今度は反対側(イラストだと左から右)に動きます。ここまでは、かえし跳びの動き+ジャンプ+回転という状態です。
3.右手を後ろに回して縄をかける
左手よりも内側に右手を入れて、左手のグリップの近くの縄を、右手の甲でひっかける感じです。(2022.4.4 追記:こんな複雑でなくても、右腕に縄をかけるだけだったような…… → 160 フェイクEBラップ180 )
4.右手に縄をかけて、右に伸ばす
ここでは、左手も右に流して、両手で縄を右に回す感覚にするといいでしょう。次の5をやりやすくするために、右手のグリップは下を向けるくらいに傾けるといいです。
5.右手にかけた縄を後ろ回しで戻す
伸ばした右手の前に縄が垂れている形になります。4で右手のグリップは下を向いているので、手首を返してグリップを上に向ける感じにすると、後ろ向きに回って、勢いもつき、最後(6)の後ろ回しにつながります。
6.後ろ回しの縄を足の下に通してフィニッシュ
ここまで縄は右寄りなので、最後は真後ろではなく、右後ろから縄が入ってくる感じになります。勢いがあれば、両手を開きぎみにしてまっすぐ縄を通すことも可能でしょう。最後は後ろ跳びになります。
……という流れです。これを1回のジャンプで行う技なので、もう何が何やらですね(笑)。それで、途中にジャンプをはさんでみようという話なんです。
とりあえず、ジャンプは抜きにしていいです。
体と手の動きだけ身につけて、最後だけ跳ぶようにしましょう。あとはどこにジャンプを入れるかです。
イラストでは、フェイクEBしながらジャンプにしていますが、フェイクEBから体の向きを変えるまでは跳ばず、そこから2回のジャンプにしてもいいですし、フェイクEBで1回跳んでしまって、合計3回のジャンプでフィニッシュに持っていってもいいでしょう。
要は、ムリせずに本来の手の動きだけでもできればいいということです。
たぶん、迷いどころは右手を背中に回して縄をかける動きですね。体の向きを変える技のため、縄をかけているところが体で隠れやすいです……。
この技は、よく見ると世界のいろんな人が大会で跳んでいます。カメラの向きが良ければ、この動画(BK A-Masters 15+ (freestyle) Ilse Thibeau - YouTube)の 0:13 のように、ほぼ真後ろから、縄が背中で羽根のように左右に動く様子が見えるでしょう。だからバードなんですね。
Dead Bird(デッドバード)なんて進化形もあるみたいです(2022.4.4 追記:以前はこういうタイトルでした)。最後、後ろ回しにせずに右手を切り返して、さらにCLに持っていくようですね。あまりに進化しすぎたのか、技名が行きつくところまで行ってますが(笑)。
ちなみにハミングバード、僕は跳べません。だから2回に分けました。
この発想は、ゴーストという技を2回に分けて跳んでいる解説動画から来ています。
ほとんど足がついているので、動きがわかりやすいです。このあと、本来のゴーストを見ると、ああ、たしかに、と思えました。
このサイトでハミングバードも紹介しているかと思ったらなくて、背中の動きをつかむまで、いろんな動画で偶然見つけたハミングバードを見比べて、ようやく動きをつかめました。
知りたいけど解説しているサイトがなかった。じゃあ書いちゃえ、といういつものパターンでした(笑)。
(2022.4.4 追記:カン違いしている部分もあった感じの内容ですが、ひとまず当時のまま残します。次回のほうが近いかもしれません)