今回は「たすきがけのこと」。
縄をこんな感じで体にかけることがあります。
「たすきみたい」と言われたことがあります。たしかにそうですね(笑)。
こうやって体にかけると、手を使わずに縄を持って動けます。
ちょっとだけ言葉でも解説します。
1.二つ折りにした縄を背中からかける
まず、グリップのあるほうを持って、肩の上から背中にたらす感じですね。もう一方の手(イラストだと左手)で、たれた縄を持ちます。
2.縄を前に持ってくる
縄の先を持って、わきの下を通して前へ持ってきます。
3.グリップを縄に通す
前に持ってきた縄が輪を作っています。そこにグリップを入れます。
あとは手を離しても縄は落ちません。これで完成です。
たすきと違って、円状につながっているわけではないので、グリップを縄に通してつなげています。
輪になった端の部分は背中側から肩のほう(つまり上)に引っぱられて、グリップは重みで下に引っぱられるので、ちょうどひっかけた部分で上下に引っぱりあって、固定できるわけです。
メリットは、やっぱり手を使わずに縄を持って動けることですね。
両手があけばいろいろできます。指導やイベントで、教える場面とか、作業する場面くらいしか浮かびませんが……。必要なときだけ、縄をほどけばいいです。
縄を片手に持っていて、両手を使う時だけ床に置くようにしても、そんなに時間に違いはありません。ただ、たすきがけにしていると、なんとなく「それっぽい」というか……。なわとびが好き、みたいな雰囲気が出てると思いませんか?(笑)
アピールしすぎにも見えますが、逆にイベントあたりだと効果的かもしれませんね。スタッフがみんなたすきがけで縄を持っていると、いかにも単縄イベントという雰囲気を作れそうです。
あとは、寒い時期には、体にかけて動くことで、寒さで固くなった縄をほぐす効果もあるかもしれません。軽い振動や引っぱりが縄に加わると、すこしは縄の固さもゆるみそうです。
何を見てこのかけかたを知ったのか、よく覚えていません。動画かイベントで、たすきがけをしている人を見て、思い出してマネをしたのだと思います。
腰のあたりでグリップが揺れてかちゃかちゃ鳴る音に、縄好きな気持ちを刺激されます。鈴つきのポシェットを揺らして喜ぶ子どもみたいですけど、たすきがけをしていると、ふと、そんな気分になります。