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とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

199 夢か魔術かなわとびか

今回は「驚いた動画のこと」。

いろんななわとび動画を見ていると、びっくりする瞬間があります。

まだ知らないことだらけだったころは、リリースや後方宙返りを見るだけでもびっくりしました。いろんな動画を見るようになると、だんだんと、そうした驚きが少なくなるんですが、それでも思わず二度見するシーンがあります。

そういうシーンの中でも、印象的だったものを2つ紹介します。


1つはちょっとしたアクロバット

この 0:35 からの空中技がですね……。

もう、自分にとってはインパクトナンバー1の名シーンです。跳んだではなく、「飛んだ!?」だと思いました。

ロンダートに入って、着地してから、2重跳びをしながらドンキーをしているようです。当時、自分の知っている常識だと、ロンダートのあとは後ろ回しで、トード・Oとか、勢いのままバク宙というのがよくあるルーティンでした。

ところが、2重跳びしながら前に飛び込んで、腕で着地してしまう姿。

その後、同じようなアクロバットは何度か見ましたが、これだけ華麗さを感じたものはありませんでした。

このかた、ジャンプ力もかなりのものですよね。1回1回が高い跳躍なのに、腰から上がぴんと伸びていて、跳ぶ姿がきれいです。終盤にさしかかろうというのに、TJ4重→EBTJ4重→ハミングバードとか、「そこで連発するのか」というのも印象的でした。


もう1つは2in1の技。

0:32 からのシーン。

1本の縄で2人が別の技を跳んでる!

まさに未知のパフォーマンスでした。「なんでこんなことできるの!?」という驚き。

これ、縄が2回回るあいだに、1人は2重跳びをして、もう1人がかけ足跳びをしています。1人は2回旋1跳躍、もう1人は2回旋2跳躍(片足ずつ)と言ったほうがわかるでしょうか。同じ縄の2回旋に合わせて、跳び方を変えているわけです。

そのからくりにびっくりですが、よくこんなこと思いついたなあというひらめきにさらにびっくりでした。

海外で、ラップやリリースを組み合わせて見たことのない動きをする人たちのひらめきに驚くことがありますが、簡単な動きを組み合わせただけなのにすごい、というのはまた別格の驚きです。この、シンプル・イズ・インパクトみたいな技は、ちょっと感動的でした。

2人はNORIさんとSADAさんでしょうか。楽しそうに跳んで見せているので、生で見ていたら、きっと驚きが喜びにひっくり返って、笑いながら歓声を上げていたと思います(笑)。


そんな印象から今回描いたのはこんな絵です。

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グリップを持たずになわとび。なぜピーターパンなのかは置いておいて……。細い釣り糸のようなテグスをこっそり伸ばせば、こんなこともできるかもしれません。技じゃなくて手品ですね(笑)。

驚くものはおもしろい。人に見せたいってこういうことだったのかな、と思います。

ここまでインパクト狙いでなくても、単縄の技は普通の人にとっては珍しいものです。それを安定して見せる段階にすら届かないままですが、驚きの経験だけは、今でも、上の動画を見るたびに、宝物のようによみがえってきます。