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とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

214 かわしとびに挑む男

今回は「児童館のこと」。

児童館のなわとびクラブで子どもになわとびを教えています。

教えている、というと聞こえはいいのですが、202 クラブ×クラブ(2)で書いたように、遊んでいる時間のほうが多いです。

最近、改めて気づいたことがあって、A児童館でクラブをやると……その、ひかえめに言うと、必ず縄どうしが当たります。

人数はいつも数人なので、縄が当たるほどせまい場所ではありません。それなのに縄が当たります。ちゃんと間隔もとっています。それでも縄が当たります。

…………。

ひかえめに言うのやめます。子どもが接近してくるんです! だから当たる!(笑)


「軽く前とびをしましょ~」

準備運動のあとは、いつもこれです。しかし、この瞬間から勝負は始まっているのです。だんだん近寄ってくる子。顔には微笑み。僕の後ろには壁しかありません。子どもの縄を避けようとしても、あまり後ろにスペースはありません。

さらに低学年の子が片手で縄を持ってこちらへ振ってきます。せめて跳べよ!

最近は、油断していると背後から僕の縄の「輪」に子どもが縄を通してきます。さらに油断すると、結ばれています。そうだね、こんな形で知り合ったのも何かの(というかなわとびの)縁だね。縁だけに縁結び――って結んで跳べるか!

こうして、縄を狙う小さなハンターとのロープバトルが繰り広げられます。

我ながらすごいのが、それをなんとかかわしていること。

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わかりづらいですが、かえしとびでかわしています。

縄が当たらないように身を縮めて細~い軌道で跳び、横から縄が来ればサイドスイングでかわし、さらに縄が追ってくればかえしとびで逆をつき、真正面から迫ってくれば回転跳びで背面へ逃げ、ときにはリリースで脱出し……。

なんだこのテクニックの総動員!

というか、どう見ても縄を回しているのは僕です。本来、子どもがなわとびするはずの時間なんですが……。

上の202で書いたように、技よりも遊びが楽しいってことですね。

実際、遊べる時間を楽しむほうがいいに決まってます。技を覚えても、子どもにとっては、そこから楽しくなる保証がありません。それなら、はしゃいで楽しめる時間がいい!と言われれば返す言葉がありません。

幸い、2人で見ているので、どちらかが遊びモードならどちらかが教える時間でクラブを回せています。ロープバトルが繰り広げられているあいだ、2重跳びのコツを教えてもらっている子もいます。だいたい僕は教える側じゃなくて、遊びに巻き込まれているんですが(笑)。

ただ、「休憩しよーよー」という声に、休憩のポーズと言ってグリコフリーズをしたら、なぜかウケました。休憩したいと言ったくせに子どもたちはマネをしはじめて、一応、技を教える場面にもなりました。やってみたいと思う技もあるのです。今思うと、何を考えてそんな流れに持っていったのか疑問ですが(笑)。


楽しんでもらえればいいやと思う反面、あまり宣伝にはならないと気にしています。

何かの機会に児童館でなわとびクラブが行われていると知った子がいたら、普通は「いろんな技を教えてくれる場所」と思うでしょう。これから学校でなわとびシーズンが始まれば、体験で行ってみようかなという子がいる可能性はあります。

で、児童館をのぞいてみたら、なんか縄で子どもが先生っぽい人とじゃれてる――って、これはちょっと期待はずれです。

縄遊びを僕自身が習得する機会にはなっているんですよ。寝転がったところに縄を回されて跳べるか、なんて、おしりとびやプッシュアップを思わせる遊びをその場の勢いで子どもが作って、「回して、回して」と言ってくる。

そうきたかと思いますね。こういう遊びを、もうすこしなわとび体験っぽくアレンジできれば、新しい子がクラブをのぞいても、もうすこし印象が変わるんじゃないかと思います。

とはいえ、アレンジに気を配りすぎて子どもの楽しみを奪うようではダメです。こうして、思い返しながら経験を積んで、別の機会に縄遊びをなわとび練習っぽく取り入れていければいいのかなと思います。それほど機会はないんですが(笑)。