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とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

216 着地とそもそも

技術のこと

今回は「アクセントのこと」。

フリースタイル競技のアクセントって、1拍目にあることが多いです。

とりあえず、「ドラムなどのリズムパートがダン!と大きく鳴らしたとき」をアクセントという意味で書きます。メロディパートの楽器やコーラスが音量を上げたときも同じです。そのへんが、1拍目に来る曲が多いということです。

そこで改めて思うのが、「アクセントのタイミングって、ジャンプなのか着地なのか?」ということ。


177 誰のためのアクセント? でアクセントについて書いたことがあります。

あのとき、僕は、アクセントは着地もあると思ってました。

でも、競技選手の演技を見ると、アクセント(と思われるとき)でジャンプして技を跳んでいる人が大半で、そういう場合、着地の音はすこし遅れて聞こえてくるんですね。

音楽でいう「裏打ち」のような感じで着地が入ります。アクセントを連続で取っているなら、「ジャーン→着地→ジャーン→着地」のような感じになります。

逆に、着地を合わせようとすると案外難しいです。

アクセントが1拍目に来ることを考えると、その1拍目に着地しないといけないわけです。となると、たとえば4拍子の曲なら、多くの人は多回旋なら2拍で1技くらいを跳ぶので、1、2、3、4、1、2、3、4、……の「4、1」の部分で1つの技を跳ぶことになります(1にアクセントがある場合)。

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絵にしてみると、普通のアクセントが着地で裏打ちなら、着地アクセントは着地でドラムを鳴らしている感じでしょうか。

これって、1拍ずれるんですよね。

4拍子の曲でも、2拍で1技が基本なら、体感としては2拍が1つのかたまりです。「1、2」と「3、4」が分解された小さな単位みたいなものです。

ところがここに、着地アクセントのために「4、1」のかたまりを入れようとすると、どこかで1拍分の調整が必要です。単純に考えれば、「1、2」と来たところで「3」だけの予備跳躍をして、「4、1」につなげるみたいな。跳んでからも、残りの「2、3、4」をどの動きで合わせるかという問題もあります。

多回旋の数をもう1つ増やすと、「4、1」ではなく、「3、4、1」くらいで合わせることもできます。2拍で3重系なら、3拍で4重系とか。4重系はできないので、試すこともできませんが、たとえばサイドスイングの入りを遅らせることで、同じようなことはできそうです。

今試している曲では、SCC、SOO、SCO(ここまでで6拍)、そしてSSTSを跳ぼうとすると、ちょうと着地が9拍目(3小節目の1拍目)に入ります。SSTSといっても、最初のSですこし「ため」があって足がまだ跳んでいないので、予備サイドスイングつきのSTSのような跳び方でしょうか。とりあえず、そこで着地アクセントができます。


とはいうものの、着地でアクセントを取るのはリズムがずれるのでやりづらいですね。

2拍目にアクセントがある部分ならなんとか。狙っているのか、宙返りの着地がアクセントっぽいタイミングに重なった演技もありました。「着地でアクセントを狙う部分がある」程度が使いやすいのかもしれません。

競技には乗り気じゃないのに何を語っているのかと思われるかもしれませんが、フリースタイルのルールは合わせるだけでバラエティに富んだ、演技の教科書みたいなものだと思います。考えるほど、自分で演技を作るときの参考になります。

ただ、アクセントはどういうジャッジを受けたのか、競技結果を見てもよくわからない部分です。音楽のどこがアクセントとして認められたのか、そもそも本人はどこをアクセントにして跳んでいたのか、結果からは判明しません。いろいろ書いたものの、着地はアクセントのタイミングじゃないという決まりかもしれませんしね(笑)。

大切なのは、まず本人が単純に演出として強調したいと思っていることでしょう。

その評価として、ルール、ジャッジが認めるかどうかが本人の振り返りになります。認められないなら、つまりはわかりづらいということで、見る人の視点に立てていなかったということです。そこから、アクセントの改良が始まります。大会で、そこまで詳細な結果が本人に伝えられているのかはわかりませんが……。

そういう評価を受けずに演技を作っているのが今の自分なので、どこまで見直しができているのかはあやしいです。それ以前に、アクセントを狙って跳べる腕があるかどうかがあやしいのが、一番の問題なんですが。