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とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

219 どうなってるの、この動き?(6)

今回は「技解説のこと」。

韓国のなわとび選手の動画から関連動画を見ていたら出てきたものです。

動画タイトルを翻訳してみたら、「音楽縄跳び-2014年最優秀作品!!」と出ました。

他のジャンルもあるのかわかりませんが、なわとびだけならダントツな気がします。むしろ子どもでこれを超えるチームがまだあるなら韓国すごい(笑)。


さて、気になったのは 1:42 くらいの、クルーガーからの動きです。

動画が後ろからなので、素直に前から描いてみました。

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1.片足を通して腕に巻きつけます。

 動画ではクルーガーを跳んでからですが、普通の前回しを片足だけ通すだけでもできます。イラストだと、右足だけ通して、前回しの方向で右手に縄を巻きます。巻きつけるのは1回です。1回巻きついてきたら、2に移ります。

2.巻きついた腕を左に振ります。

 アメリカの選手で非常によく見る動きです。1で右手に巻きついた縄を垂らして残しながら、左に振ります。右手を、右から左へサイドスイングすると思えばいいでしょう。右手に巻きついて垂れた縄を、左に連れていくように、右手を動かします。グリップを握った右手の向きは、てのひらが下(手の甲が上)です。

3.巻きついた腕を、今度は右に振ります。

 戻すんかい!とつっこまれそうですが、次の動きのために必要です。垂れた縄を
左に振りきったあたりで、サイドスイングのように今度は右に振ります。左振りから右振りに変えるときに、縄を上げるように手首を返します。2で右手はてのひらが下(手の甲が上)でしたが、右振りに変えるときにてのひらが上(手の甲が下)になります。
 手首を返したことで、右手に巻きついていた縄はほどけます。

4.縄を背中側に回します。

 体の右側を横回しするように縄を動かして、背中側に回していきます。手首だけで回すのが難しければ、3で縄を右に振りながら、頭の後ろまで右手を持っていってもいいででしょう。
 左手は右足の下あたりですが、回っている縄の片方は左手が持っています。メインの動きに合わせる右手だけでなく、左手も使って縄を横回しできると理想的です。

5.縄を背中側から左側に持ってきて、左足を通します。

 背中側でぐるっと横回しします。右側から背中側、そして左側に届く軌道ですね。最後にイラストのように左側から縄が回ってくるので、左足の外側から内側へ回して、左足を通します。

6.180で後ろ回しへ。

 ここで縄は体の前に来ています。このままでも後ろとびになりますが、動画だと、ここから体を右に回して、180度回転した後ろ回しに持ってきて、一連の動きができあがっています。動画ではまた別の動きが始まってますが、ここではひとまず後ろとびでおしまいということで……。


動きの多さで複雑に見えるものの、1つ1つの動きの難易度は高くありません。

2、3を除けば、実はこの動きはステップスルーです。最後に180を入れているだけ。2、3も、リストラップクロスを足を通してスイングだけにしたもの。個々の動きだけなら、どこかでお見かけする技です。

それが組み合わさると、こうやって注目したくなる演出に進化するんですね。

他にも、EBオーサムアニーみたいな動きや、後ろかえしとび(後ろフェイクEB)に180とラップを組み合わせた動きなど、単純に見えて目を見張るシーンがいくつもあります。たぶん、そのほとんどは難易度ならレベル1~2の組み合わせ。でも、そこから生み出されるのは僕にとっては注目の瞬間でした。

それがチームで跳ばれるとか、音楽に合わせてあるとか、ミスが少ないとか……。ハングルはまるでわからないので、偶然この動画にたどり着けて幸せでした(笑)。