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とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

225 かえしとびをラクに跳びたい

今回は「かえしとびのこと」。

かえしとびは初めて跳ぶ人が混乱しやすい技です。

ほんとは跳んでなくて、ほぼ手だけの技――のはずなんですが、それまでの技に比べて、いきなり動きが多くなります。しかも、右手と左手の動きが違うし、どこを回しているのかぱっと見でわからない。混乱するわけです。

最近、こういう教え方はありなのかと、浮かんだことがあります。


片手を後ろに回さない。

かえしとびでは、片手が前、片手が後ろという状態になります。「前後交差とび」とも呼ばれるのはこの体勢になるからです。前後交差はかえしとびの象徴なわけです。

ただ、それが動きを複雑にしています。

手が後ろに回る動きなんて、それまでのなわとびの技にはないんですよ。いくつも動きがある中で、初めての動きまで登場したら、覚えるのが大変になって当然じゃないですか。

じゃあやめてしまったら? どうなる?

というわけで、片手は体の横に残したままかえしとびをすると――。

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ほとんど右手だけで縄を回す技でした。

かえしとびそのものが、回している片方の手(イラストなら右手)がほとんど回している技なんですよね。本来のかえしとびに慣れているのでできるのかもしれませんが、左手を動かさなくてもなんとかなります。


片手だけでかえしとびするメリットがあります。

1つは、今書いたように、左右の手で違う動きをしなくて済むこと。
もう1つは、メインの動きに専念できることです。

メインの動きというより、「縄がどう動くのかを実感できる」といったほうがいいかもしれません。いろんな動きをまとめてやろうとすると、どうしても意識がいろんなところへ行ってしまって、肝心な縄の動きが感じ取れません。

去年、学校のクラブで教えたころに、

129 かえし跳びの跳び方3+2(1)
130 かえし跳びの跳び方3+2(2)

2回に分けて説明を書いてみました。今年の学校のクラブでは、次の時間に後ろかえしとびも教えてみました。129のイラスト(子どもに配ったプリントです)のように形を見せたとしても、子どもはマネして回せません。

いろんな動きの連続に体が追いつかないのもありますが、見ているうちに、片手だけでも回せていないのがわかりました。縄を反対側に回す部分で、縄を移動させているだけになっているんです。

そこを地面を打つタイミングで説明しようとしたのが130でした。今考えると、これは基本がわかったあたりで伝える内容かなと思います。

地面を打つよりも、いったんそこで縄が落ちて引っぱりあげる背中側を回すというような説明にすると、縄の重みを感じながら回せる気がします。

たとえば、背中側に回す前に(体の横あたりで)縄を前後にぶらぶらさせると、片手で背中側に回しやすい「重さ」を感じられるタイミングがつかめます。これなんて、縄を移動させているだけのところから、次のステップにつながってますよね。

ただ、そこに「背中側に回しながら左手を後ろに……」とか、「回し終わったら左を戻して……」とか入ってくると、せっかくつかめそうなタイミングも、次の動きでかき消されてしまいます。

片手でやれば、そこだけに専念できます。部分練習ということですね。


おそらく、覚え方は人それぞれで、右手を覚えたら左手、でうまくいく人もいれば、正攻法で右手も左手も一緒に覚えたほうが身につく人もいるでしょう。

それを考えると、今回思いついたのは、とりあえず形だけを知っておきたい人向け――といったところでしょうか。

手首の使い方など、これだけで本当にかえしとびの形が完成するわけではありませんが、1つの覚え方かな、と思って書きました。