今回は「練習場所のこと」。
室内で練習できる場所がなくなりました。
このまえ、238と239で練習場所が見つからない話を書きました。室内でのなわとびは床の傷などを心配されるので、予防策がないと難しいという話でした。
それでも、マットを敷けばまだ利用はできる。そう思ってました。
「できれば床全面にお願いします」
マットを買って、さっそく予約しに行ったとき、そう言われました。
「2、3枚でもダメってことですか?」
「それくらいあれば、なわとびならだいたい大丈夫だとは思います」
でも、と係のかたはおっしゃいました。
「床全面をカバーしてもらったほうが、もし何かあったとき、お互いに行き違いがない形にできると思うんですよ」
もしなわとびに詳しいかただとしたら、こうおっしゃったかもしれません。
――リリースで絶対確実にマットの外にグリップを落とさないと約束できますか? リリースでなくても、体勢を崩すとか、縄がすっぽ抜けるとか、マットの外(つまり床)になわとびの一部が当たることは絶対にないと言い切れますか?
なんか、大会でライン外に出たら即失格(利用禁止)みたいな感じですが……。
つまり、そこまで徹底したうえで話を進めたいということでした。別になわとびに限った話でなく、ダンスでも同じ心配があれば同じことを伝えているともおっしゃってました。ちなみに、貸し出し品にマットはないので、準備は利用者負担です。
施設を預かる担当者の対応としては、信頼できるかただと思いました。
それだけに惜しかったですね。そこに答えるだけの熱意が、もう自分にはありませんでした。
熱意。そう、やっぱり最後は熱意なんです。
個人でマットを全面準備するにはたいへんです。でも、本気でやりたいと思ったら、そこまでやってこそ「室内で跳びたい!」でしょう。
実は、1か所だけマットなしでもOKと言われた場所があって、このまえの「全国なわとびスピードコンテスト」の会場はOKでした。音楽を流すなら「他の利用者もいるので全面借りきってください」と言われましたが……。音楽なしなら、3分の1とか6分の1単位の利用で十分です。
ただ――。
申し込みや現地に行くまでに時間がかかるのに抵抗がありました。
もっと気軽に、近くの施設を使えるのが理想でした。それを、時間をかけてまで跳びに行って、今の自分がそこまでして練習する理由ってあるの? と考えると、足が止まってしまう感じでした。
たまに愛知の単縄仲間と、どこか跳べる体育館に集合して練習するぶんには、いいんですけどね。現地まで時間がかかっても、教えてもらったり、変わった技で楽しんだりできますから。
でも、僕個人の時間だと違います。1人だと、本気すぎるのは不自然というか、上のマットの話でも、実際に「マットを全面分持ってきました!」と鼻息荒く姿を見せたら、施設の人に引かれるイメージがあるんですよね。
気軽なら、今までどおり公園で十分じゃないかな……。
そう思ったら、いったん室内はあきらめるつもりになりました。
実際のところ、ダメ出しが出たのは床の傷の話以外にも、
・地域の学校の体育館:社会体育でうまっているので、個人の入る余地なし。
・市民館:床の音が他の部屋の利用者の迷惑になるのでダメ(市内統一)。
・貸しスタジオ:天井が低くてなわとびできない。高さ問題もありました……。
・スポーツクラブ:個別の要望は受けられません。
室内のなわとびに「気軽」はなさそうですね……。まだ心当たりはあるものの、これでもかとくらい続けたアウトに、精神的にもアウトになりかかってきたので深呼吸。
……施設探しはいったん休みます(笑)。