今回は「回し方のこと」。
後ろSOCLOが跳べそうです。
後ろSCLOは形を作るのがへたなのかCLでひっかかることが多いんですが、なぜかSOCLOになると、最後のOの縄を踏むところまではいくのです。
CLの前に後ろ回しが1回入ると跳びやすいですね。勢いがついているぶん、縄をコントロールしやすいからでしょうか。僕はなわとびを続けているわりに回すのは苦手なほうですが、このへんの回し方はスムーズに行きます。
「このへん」? どのへんか?
考えるうちに、1つの図になりました。
前(回し)・後ろ(回し)、前面・背面で分けてます。
単純に考えると、縄の回る位置は上の4つです。さっき言った「このへん」は、上の図だと、4の「後ろ回し・背面」にあたります。
これを見ると、自分の得意・不得意がわかりやすいですね。
はっきり言って、僕は1~3はどれも苦手です。これを書きながらイメージしてみても、勢いがついているイメージがわきません。それだけ、実際に勢いをつけられた経験がないのだと思います。
その一方で、4はできている気がします。背中から足の下にかけて、縄を張って回せているイメージがわきます。後ろSTSOを普通の後ろサイドスイングから入るタイプになったのも、これが影響しているのかもしれません。
そういえば、最近後ろゴーストを教えてもらって、なんとか跳べました。前のゴーストはほとんどできないのですが、後ろゴーストは最後に後ろ回しが来るので、力を入れやすい4でフィニッシュできるのです。そこが大きいのでしょう。
逆に不得意も改めて見えてきます。
自分なら1~3。特に、1は前回しで技の中心となる部分じゃないかと思います。交差にしてもEBにしても、回転方向や回転する位置は同じ。ここをマスターすれば、TJのトード部分もO部分も勢いをつけられる――はずなんですが苦手です(笑)。
ただ、今さらながら思うのは、「1の逆である4にヒントはないか?」ということ。
4はまだできている気がするのです。どのへんができているのか? と考えると、腰から足の下にかけて遠心力をつかめている、という部分じゃないかと。いったん、後ろに手首を伸ばして、勢いをつけて足の下に持ってこれていると思うのです。
これを前でやれば、1も解決するのでは?
いざ試してみると後ろ回しのときほど手首に力が入りません。ひじやひざが逆には曲がらないように、単純に逆にするのはムリがあるのか。それとも、別の工夫が必要なのか。
……解決してないわけですが、ヒントにはなります(笑)。
2と3は、回しはじめでもありますし、連続で跳ぶときのいわゆる「間」にあたる部分でもありますね。あまり考えたことがない部分で、ここにも何か上達につながるヒントがあるのかもしれません。
上の図は、細分化すれば、さらに「腰から上」「腰から下」の勢いのつけかたにもつながっていきますし、ときにはそこまで考えることも必要になるのでしょう。
単純な分け方にも、見えてくるものがあるという話でした。