今回は「なわとびのこと」。
ブログを始めて4年になりました。
今年はいくつかムリだと思っていた技が跳べました。
TJ4重とか、後ろSTSOOとか……。SEBOOもそこそこ跳べるようになってきました。レベル5や6は、できたらいいなくらいで目標という意識はなかったんですが、繰り返しているうちに近づいて、いつのまにか縄が通っていた感じです。
演技も、初めて練習で150秒の曲を2ミスで通せたり、学校の夏祭りで(リリースはぐだぐだだったものの)技だけは2、3ミスくらいで跳べました。
夏祭り以降は、ただ跳んでいただけな気がします。
ラムネのビー玉がしゅぽっと落ちたあとのような、始まりなのに終わった感じがして、曲に合わせて跳ぶことがなくなりました。もう4か月です。あこがれていたフリースタイルを、こんなに長いあいだ手放したのは初めてでした。
当然新しい演技も作ってないわけで――。
毎年この時期に撮影してましたが、動画の公開もやめてしまったので、さすがに作ろうという気にはなりませんでした……。
たぶん、自分の持っているやる気というのは、「だれかに見せたいからうまくなりたい」というより、「うまくなったらだれかに見せたい」なんだと思います。
この違いは大きいです。前者は目標があって、後者はただの空想。
150秒2ミスでできたといっても、たった一度です。これはまだ、成功率があればノーミスも理論上可能というのと同じ。5年以上かかってやっとここまで来ましたが、これを引っさげて人前に立てるところまでは来てません。
そのハードルでもあった体のクセや回し方と、今年も戦いました。
どこまでできるんだろうといろいろ試すものの、気づくといつもの縄のゆがみが出ています。できるときもある以上、何かやりかたがあると思って、もうだれのヒントにもならないような試行錯誤をブログでも書き続けました。
そしてついに、技を跳んでもいないのに腰を痛めました。
公園で、なるべく体がゆがまないように跳ぶのを試していたら人が来たので、離れようと動いただけで、腰にビキッと……。
前に腰を痛めたのがいつか思い出せないくらい、しばらく気をつけていたのに、こういう形で来るとは……。もともとゆがんでいる体をまっすぐにするのは、自分にとっては体をねじるのと同じです。ただ矯正するようなやりかたがまずいのはよくわかりました。
それでも、まだ跳ぶのが楽しいです。
公園でひとりで何をやっているんだろうと思うときもありますが、今の技術の中でできることを探しながら跳ぶのは、この数年ずっと続けていられる楽しみです。
ブログのほうはもう、なわとびをネタに好きにおしゃべりしているだけに近いです。
ただ好きにさえずるように続けてきました。タイトルのバードは鳥ではなく吟遊詩人の意味です。こんな勝手なことを歌い継いでいたわけではないと思いますが……。
鳥といえば今年のえとでした。モンキー、ハミングバードと来年のえとにちなんだイラストを描いてきましたが、今度は犬……。
……犬……。
今年はわりとストレートな1枚で……。プッシュとかそれっぽいかなとは思ったんですが(笑)。
調べたら、回転とびで前と後ろを繰り返すのを「mad dog」という呼び方もあるみたいです。いろいろあるものですね。来年も何か見つかりますように……。
今年1年、読んでくださりありがとうございました。