今回は「3重あやのこと」。
3重あやの8連をやってみたいとぼんやりと思っています。
サイドスイングを入れていますが、4連まではなんとか通ります。
SCCC、SOOO、SCOO、SOCO。
ここで終わるのは、SOCOで行き詰まるから。回しきれないことがあったり、縄が通ってもやっとだったりして、次に届かないことが多いです。
考えてみれば、3重あやは、種類によってOとCの切り替え回数が違いますね。
3重とびや3重交差を含めた8種類で見ると、こうなります。
・切り替えなし:OOO、CCC
・切り替え1回:OOC、OCC、COO、CCO
・切り替え2回:OCO、COC
上でネックになっているOCOは、切り替え2回の2技の1つです。
切り替え2回の2技は、切り替え数が多いぶん、回すのに手間がかかると考えると、「回すのに時間がかかる→着地までに回しきれない」という自分の状態に説明がつきそうです。
単純に考えれば、OCOとCOCは速く回さないと間に合わないということ。
それで、このあいだ、速く回すのを心がけて8技を1つ1つやってみたら、OCOもCOCもこれまでに比べて余裕を持って跳べました。「とりあえず速く回してみたら縄がついてきた」感じです。
この「速く」というのは、OとCの切り替えの速さでした。
右で2つに分かれた瞬間は、どちらも同じ 0.*秒後の状態と考えてください。当たり前のようですが、下のほうが縄が先を行っています。
勢いをつけようとすると、腕を大きく動かさないと難しそうという頭がありました。でも、それでは着地までに縄が間に合わないこともあります。かといって、それ以上スピードをつけるやりかたが今の自分にはない。
というわけで、腕の動きを小さくして全体の時間を短縮できないかとやってみたのです。
OとCを切り替えるときには腕が左右に広がって、縄の先で力がはじけるような状態になります。これをより短い間隔でやっているわけですね。コンパクトな動きでこれができれば、スピードにもつながるのだと思いました。
できたのは意外でした。
というのも、素早くやってみても縄が暴れたり、タイミングを逃して縄がスカったりすると思いこんでいたからです。過去にそういう失敗が多かったので……。
言ってみれば、自分の技術の自信のなさが制限をかけていたということです。
意外でもできる可能性がある、成功体験として蓄積できる、そういう瞬間に踏み込めたときの足元は、すこしだけ上へあがれる1段にも感じられます。