今回は「SEBCのこと」。
SEBCのCがうまく回せないので、ときどき練習します。
あるとき、参考に見ていた動画で「あれ?」と思いました。
交差の手を下から入れてる……。
交差って、上から腕をかぶせて作るものだと思っていました。今までこの技の交差をじっくり見たことがなくて、SEBCを跳んでいる動画を探して、調べてみました。
何人かいますね、交差の手を下から入れてる人。
EBからCの場合、背面から手を持ってきて交差を作るので、上からかぶせようとすると、かぶせる手の動きが大きくなりがちです。僕の場合、そこで縄が横に回りすぎて、交差の輪が正面からそれるので跳べないことがよくあります。
これを、もともと前に出ている手の下に入れて交差するようにすれば、かぶせなくていいぶん、手の動きを小さく抑えられる……のかもしれません。
実際やってみたのですが、たしかにするっと入っていく感じはします。これは発見。ただし、未体験のなめらかさが奇妙な感じ……。
実はもう1つ、手を下から入れる理由が考えられます。
自分のやりやすい交差に合わせているのではないか?
普通に交差を作るとき、どちらの腕を上にしますか? 僕は左腕が上です。指組みとか腕組みで、左右どちらが上になるかで右脳型・左脳型診断というのを聞いたことがあります。利き手とは別に、組み手(?)にも左右があるわけです。
SEBCで考えたとき、「最後のCで自分のやりやすい手を上にするために、あえて下から手を入れて交差しているのではないか」というのが推測だったのですが――。
思ったよりはずれでした。
確認で同じ人がSCCなどをどちらの手を上にしているか見てみたところ、SCCの交差とSEBCの交差で上になっている手が逆の人もけっこういるんですね。
確認した数人がたまたまそうだったのかもしれませんが、推測はあっさりくつがえりました。とりあえず発見したのは、そういう人は、どちらの手が上でも交差ができてしまう、という事実でした。
興味深かったのですが、自分のSEBCの向上にはつながらず……。
まだ、EBはどちらの手が前かとか、比べてまとめると、もうすこし見えてくるものがあるかもしれませんが、結局個人差ではないかと思えます。
EBトードもそうですが、前に出している手の角度をあまり上に向けないほうがいいのはよくわかりました。いろいろ接触があって跳びづらいです。最後を上にかぶせるSEBCでも、手をかぶせづらくなります。
思えばSEBCもやや孤独な技ですね。SEBOからのほうがレベル6含めて跳びやすいせいか、SEBCは単体で見ることが多いです。ベルギーのフリースタイルを見ると、SEBCC、SEBCO、SSEBCあたりを入れている人もいます(みんな上からかぶせてました)。
そういうのが跳べるときもありますが、苦しいのなんの……。