今回は「リリースのこと」。
そういえば、ついにリリースを上からキャッチできました。
単縄を始めて数年、まるきりできなかった普通のキャッチですが、前回書いた、右手をひねるクセの見直しで、ようやくたどりつけました。
おおよそ、3ステップだったと思います。
1.まずはまっすぐ回してみた
これまで、当たり前のように手をひねっていたので、リリースすると、いつも軌道が傾いていました。この傾きをまっすぐにするだけのことが、なかなかできませんでした。
右手を左に倒すように押し出して、ようやく縄の傾きが直りました。
今までやらなかった手の角度です。それもムリもなくて、手首の動きはぎこちないうえに、関節がパキパキ鳴っています。「できそうだ」という後押しがなければ、あえてやってみようという角度ではありません。長くできなかった理由は、このへんにもありそうです。
2.人差し指を添えた
まっすぐ回すにしても、慣れないうえに、ふとしたところで右手をひねるクセが出てしまいます。そこで、グリップを持つ手の人差し指を伸ばしてみました。
単純なようで、「人差し指が支えになる」というメリットがあります。
変な傾きがつきそうになっても、人差し指にムリがかかるので防げます。こうすることで、人差し指の角度を固定しているあいだ、グリップに変な傾きがつかずにすみます。抑制がきいて、角度をしぼりこめる感じでしょうか。
粕尾将一さんが交差とびの解説で「マウス持ち」と表現していたと思います。
これで慣れたら、人差し指添えなしでも同じ角度を作れるか実践です。
3.キャッチは、縄が上にあるうちに取る
「待っていると取れない」のを初めて知りました。
縄がまっすぐ回っても、キャッチのタイミングで縄が下を向いていたら、グリップも下を向いていて、下からすくうよう取るか、手を向こうにおおいかぶさるように取るかになります。
上から取るには、グリップが上を向いている=縄が上を向いているときにキャッチに入らなければ取れないのです。
少なくとも今の自分はそう。ようやく、キャッチ時点でその形になりました。
……が、いわゆる「リリース to ~」がそのまま跳べるかというとまた別問題。
縄の形を作っただけで、自由に手元に返ってくる回し方ができているわけではないのです。体の左側で完結するので、縄が自分の真正面に来ません。
単縄歴5年を超えて、やっとキャッチの形だけできたレベルなので、リリースはここが出発点です。ここまでの年月を考えると、ここからどこまでできるのか見通しは立ちませんが……。