とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

366 顔を上げて跳ぶ意味

今回は「跳び方のこと」。

「顔を上げて跳ぼう」と聞いたことがあります。

特にAS、CL系でしょうか。かがむと頭が下がって、顔も下がってしまいます。フリースタイルだと、見ばえの点でちょっと……と思われるので、そういう指摘が入るのかもしれません。

たしかに、顔を上げて跳んでいる人のほうが余裕=上手に見えます。顔を上げれば視線でアピールもできるので、プレゼンテーション的にもプラス(?)なのでしょうか。


技単体としての跳びやすさとしてはどうなのでしょう。

ASやCLのジャンプが、腰から上につまみ上げられるイメージだとすると、上に引かれる力で頭は下がります。つまり、一見、頭を下げたほうが自然に思えるのですが――。

頭って重いんですよね。だいたい体重の10%くらい。10%と言っても5kg近くあります。それが前に下がっていたら、バランスは崩れます。実際、ASやCLの多回旋で前につんのめったことは何度もあります。なので、あまり頭は下げないほうがいい、と言えそうです。

かといって、甲羅干しをしている亀のように、首をにょきっと出して頭を上げすぎても、それはそれで跳びづらい。

実際、大会の映像を見ていると、上手な人は軽く顔が上がっているくらいです。顔が見えなくなるほどではないので、周囲に視線を送ることも(言うほど簡単ではないと思いますが)できそうです。これくらいが基準なのかなと思います。

そして、この、「軽く顔が上がっている程度」というのがリスクの面でも重要だと思います。


顔を下げると、おそらく腰を痛める可能性があります。

腰を痛めたときに、どういう体勢をとったら痛みが走るのか、試す人は多いでしょう。僕の場合、腰痛のときは顔を下げると痛みが走りやすいです(他にもいろいろ痛い体勢はあるので一例です)。

これって、腰の筋が、後頭部や首筋から、背中づたいに引っぱられているような状態です。

腰痛の人は顔を洗うときにつらい(=かがむから痛い)と言われますが、細かく見ると、すくった水を顔に近づけるとき、顔が下がるのです。顔が下がることで、首から腰の筋を引っぱっている状態になる ―― 僕の場合、腰痛のときはそういう感覚があります。


腰が痛くないときには、そこまでぴんとこない感覚です。

ASやCLで腰がきついのは、かがんだ背中や伸ばした足が腰の筋を引っぱっている印象がありますが、頭もまた、引っぱっている一部のように思えます。

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背中や足からの引っぱりまでは耐えていた腰が、頭を下げたことで強度を超えて筋を痛める。こういう悪い状況を思い浮かべると、顔を上げることで、腰を痛めるリスクを回避できるのかもしれない、と思えますね。

お医者さんに聞いたわけではなく、腰痛時の感覚から想像した、顔を上げる意味でした。