とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

380 雪の犬

今回は「なわとびのこと」。

ブログを始めて5年たちました。

なわとび自体は6年くらいでしょうか。すでに、いつ「単縄」を始めたのか記憶がはっきりしていません……。

「フリースタイルを跳んでる人たちみたいに自由に跳び回ってみたいなあ」
「できるようになったら、パフォーマンスもしてみたいなあ」

と考えてからも、6年だと思います。自分の腕前が夢みていたレベルに追いつかないまま、時間ばかりが過ぎてしまいました。

それでも、今年はかなり上達した1年でした。


一番のできごとは、リリースキャッチができたことです。

回転がおかしくて、普通の人ができている戻り方にならずにずっとできませんでした。ほぼ6年です。少なくとも自分が知るかぎり、そんなに長いあいだリリースができない単縄の人は聞いたことがありません。

今でも戻りに微妙な回転がかかっていて、余波のように小さく回っているのをキャッチしている状態ですが、それでもその場でリリース to Oができたのは今年が初めてでした。

おそらく、きっかけは、縄をインドロープに変えたことでした。

今年終盤にずっとブログで書いていた、縄を感じるための技術が、すこし重めのロープという「道具」で実感できたのだと思います。

縄を感じなければ上達できないことも、実感しました。


どれだけ練習しても、努力がかみ合っていなかったのだと思います。

理由の1つは、基礎が定着しないまま、やりたかった演技を作ってしまったことでしょう。この6年で8~9個の演技に挑戦しました。同じ構成・技を何度も練習することで、すこしずつでも上達した部分はあったのかもしれません。一方で、いつも同じようなミスもしていました。

そのへんで、ただ練習するだけでは限界が来ていたのだと思います。

体のクセとか、つかめないタイミングとか、見えているものはあるのに突破できる手だてがわからない。行きづまりでした。

「苦労と努力は違う」
「不器用な努力の天才」
「完璧主義者のくせにミスばかり」

今の世の中、結果の出ない人間を皮肉る言葉はたくさんあります。どれも刺さりました。今でも刺さってます。今年はすこしは上達したといっても、自在に跳べることがボーダーなら、まだそこには届いていないレベルです。

がむしゃらだけでは身にならないものがあると、なわとびを通じてわかりました。


「雪」という童謡で、「犬は喜び 庭かけまわり」ます。

でも、うれしくて走っているだけでは越えられない壁もあります。壁の高さ、形は人それぞれ。僕が今年超えた壁はどれくらいで、まだどういう壁がそびえているのかわかりません。

それでも、何かつかみかけた気がしたこの1か月くらい、実は週3~週4で練習するという、夏祭り前でもやらなかった頻度で跳んでいました。毎回ほぼ同じメニューを跳ぶだけでしたが、この6年で一番跳んだ1か月ではないかと思います。


年末の「なわとびする干支(えと)」シリーズは、イノシシ。

去年の犬に続いて、またイメージできる技がないので「猪突猛進」風がいいかなと思いましたが、勢いだけじゃダメだと書いたばかりです。他には――。

いのしし …… inosisi …… InOCC!

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強引きわまりありませんが、今年はこれで……。

そういえば、今年はたぶん完全5日ペースで書ききったと思います。来年もこれくらいで書き続けられればいいのですが……。とりあえず、381~385までは話が決まっています。まずは、書きぞめから浮かんだ技術話でスタート予定です。

1年間、読んでくださったかた、ありがとうございました。よいお年を。