今回は「角度のこと」。
グリップの角度について、過去に何度か書きました。
最近だと392 グリップを真横に で、縄を張るにはまずグリップを真横に近い角度にしたほうがいいんじゃないか、と書いてみました。なので、今のところの自分の考えはこのあたりにあります。
最近、角度のつけかたにも時と場合があるように感じました。
具体的に言うと、1つの技を跳ぶ中でも、タイミングに応じてそれぞれ「いい角度」があるんじゃないだろうか ―― ということです。
最初(入り)は真横、途中から傾ける。
こんな感じでしょうか。
縄が張るか張らないかで考えると、最初はグリップを真横ぎみにして縄を張れば勢いもつく。そうしたら、途中からグリップを傾けて技の形を作る。
グリップの角度と縄の張りは、縄の中央に力が届くかどうかだと思います。
近いから・遠いからで表すのが正しいのかはわかりません。イラストだと、グリップを横にしていない縦長のほうが縄の中央まで距離があります。そのぶん、力も届きづらくて、横長の縄と縦長の縄で縄の張りに違いが出るのではないか…… 。
ただし、横長だと縄が高くなるので、そこからグリップに角度をつけて足に当たらないところまで縄を動かす。つまり、この切り替えがグリップの角度が変わる「タイミング」であり、タイミングごとの「いい角度」 ―― だと思います。
今回は、話の都合上、縦長は回しにくそうに書いてますが、たぶん、縦長の縄も、大きめに回せば縄の中央まで力が伝わります。上手な人なら、この縄の形でもちゃんと張りを作って回せるのかもしれません。
これを思ったのは、後ろSOCLを跳ぶときです。
後ろOCLならできるのに、なぜか後ろSOCLはできません。CLで縄が当たって通らないのです。
違いはCLの前がOかSOか、だけなのですが、どうもSO始まりだと、縄が開ききっていないっぽい。その状態でCLに入ろうとするから縄がついてこずにCLを作れない。
そんなことを推測しながら、ただのO始まりのイメージを重ねて、やっと縄が通ったときに自分が作っていたフォームは、腕をもうすこし広げて、グリップも真横に近づけた、SOでも縄に張りのあるフォームでした。
……と、ここで文章が止まっていた段階で、練習でまた後ろSOCLを跳びました。
またできなくなってる……。
ただ、どうも、CLで背中に左手を回すのが遅いらしいのに気づきました。サイドスイング始まりから背中に動かすときだけ、左手がもたついて、半分右手だけでCLを作っていたから形にならずひっかかる、ということだったようです。左手を入れるタイミングを合わせたら、ウソみたいに通りました。
SOで横長の張りができて、CLに切り替えるタイミングも取れたとしても、手の動きがずれればダメなことが、ちょうどわかりました。