とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

439 スピードの手ごたえ、角度の謎かけ

今回は「EBのこと」。

SEB系の練習を繰り返して、気づいたことと、疑問に思ったことがあります。

入りのスピードと、入りの角度。どちらもSEBが通るまでに起こるできごとです。スピードに「これは!」と思い、角度に「これは?」と悩んでいます。


まずは入りのスピードについて。

スピードがないと高度な多回旋は決まらないと思いました。

436で、背中の手を先に入れることで技が安定すると書きました。確かに縄の張りは良くなるものの、手だけで回している感じで、勢いにつながりません。その前段階、つまりサイドスイングで勢いがついていないからです。

EBは特にサイドスイングと連動している技なので、そこで勢いが着くことでEBにも勢いがつきます。地面を打つとき、縄の先をはじくように力をこめ、背中の手を入れると、縄の勢いに加えて、縄の流れに合わせてEBの回旋を作れるようになりました。

「縄の先をはじく」は、416417 で書いたように僕が勝手に表現している言葉ですが、要するに、技の入りの時点で縄の勢いと流れを作れないと、SEBOOレベルの技は苦しいんじゃないかと……。

最近できたSEBCOやSEBOCLは、SEBCCやSOOCLなどの技術も必要になってくると思いますが、SEBのスタート段階で、スピードを作るのもかなり大切だと思います。そこに、「これは!」という発見がありました。


その一方、入りの角度について。

これ、いろんな動画を見ていてずっと気になっていたのですが、EBって正面から入るのでしょうか、斜め前から入るのでしょうか

EBの軌道が斜め前から対角線上に斜め後ろに抜けて、そのままOにつなげている人はけっこう見ます。もっと極端に見れば、ほとんど「横に」通してないか? というくらい……。

流れるような軌道が、単純にその人の縄さばきが上手だからなのか、斜めの軌道だからこそスムーズなのか。

僕なんかは、基本的になわとびは正面から縄が回るもの、みたいなイメージをずっと持っていたので、EBもなるべく、真ん前から真後ろへ、のつもりで回していました。EBだけ ―― たとえばSEBEBEBとかなら、このほうが回旋を維持しやすいんじゃないかと思います。

でも、SEB系の技の多くがEBから別のフォームに切り替えることを考えると、「入りが正面」=続けて縄を真後ろからぐるっと前に持ってくるのは、「入りが斜め」より手間なのかもしれません。

ここまで全部前回しの話ですが、後ろのSEB系だと僕でも「横に通している感」が強いです。前だって実は後ろと同じく横ぎみに通したほうがいいと言われても、納得してしまいそうです。

SEB系がフリースタイルではずせないなら、入りの角度を最初にどんな形で覚えるかがその後のうまさに影響してくるのかもしれませんね。……というか、斜め入りだとグリップの角度も体に対して斜めなのでしょうか。「これは?」状態が続きます。


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ポイントはここだけじゃないと思いますが、ここができないと後が続かないわけで、これは!とこれは?で今はここまで。