とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

440 なわとびメモ「交点を0に」の謎

今回は「高さと速さのこと」。

ブログを書くのにメモを取っておくことがあるのですが、謎だったメモがあります。

 高さと回旋スピードの関係
 2つのグラフ
 交点=差が0に近づける

どんな話にしようとしていたのか……。自分で書いたので、言いたいことはいくらかわかるんですよ。イラストも、このグラフを描く気でいたはずです。

でも、グラフにならない。グラフって、基本的に横(X軸)と縦(Y軸)が何かの数値を表しています。「高さ」と「回旋スピード」、ちょうどパラメータが2つあるなら、それぞれX軸とY軸にすればいい ―― はずなのに、そこでつまりました。

基本的に、グラフにするなら、高さと回旋スピードはお互いに何か関係していないといけません。高さが上がるほど、回旋スピードも上がる、とか。でも、それだとしっくりきません。それで、メモだけ残して話にしないままでした。

でも、ようやく、もう1つパラメータを見落としていたことに気づきました。


それは「時間」です。「熟練度」と言ってもいいでしょう。

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たぶん、こういうグラフをイメージしていたのだと思います。こんなふうに詰め込んだグラフがありなのかわかりませんが、熟練度が上がるにつれて、ジャンプは高くなり、回旋スピードは短くなる。ただし一定の限界はある。そんなグラフです。

高さと熟練度、回旋スピードと熟練度、2つのグラフを1つに落とし込んで、その関係がわかるようにした。最初に書いたメモのうち、2つはこれで判明しました。

あとは「交点=差が0に近づける」の意味。

グラフを見ると、わかるのではないでしょうか。高さを「滞空時間」と読み替えれば、その時間内に縄を回せれば縄が通る=跳べると言えます。これは、高さのグラフの下に回旋スピードが収まっていればいいということです。つまり交点は、回旋が間に合わなくて引っかかりだす時点です。

その差が開くほど、高いジャンプのあいだに素早く回し終えて、着地に余裕ができます。でも、それだけ速く回せるのなら、そこまで高くジャンプしなくてもよさそうです。上手な人が2重とびするのに、リミットまで跳んだり回したりするわけではないのといっしょです。

適度に跳んで、回して、「縄をなるべくぎりぎりで通せれば負担がない」とするなら、それはグラフで高さと速さが交わる交点に限りなく近づくのでしょう。


思い出したきっかけは、子どもの単縄動画でした。

上手な子なので、縄がすごく短くても跳べています。スピード系は、縄の長さ(回る距離)だけなら縄が短い子どもが有利と言われるみたいですが、背が伸びれば、今の縄では短くなってくるでしょう。そうしたら、同じことができなくなるんじゃないか?

そこで上のグラフです。ジャンプの高さも、回す速さもまた、体の成長といっしょに伸びていくものです。縄が長くなっても、それを補うか、超えてしまうくらいに熟練度が上がっていくのかな …… と思ったら、グラフもメモも、形になりました。