■ なわとびしながら「走って」みよう
今回は「ステップのこと」。
ダンスに「ランニングマン」という動きがあります。
ステップは小刻みなイメージがありますが、ダンスだとこれもステップの1つのようです。
なわとびでガンガン大技を跳べるような体ではなくなってきたので、この2、3年、ステップ風の動きも取りいれてます。ランニングマンもそう。運動だけなら2重とびを跳びまくるだけでもいいんですけど、変化をつけないとあきちゃいますからね……。
これをなわとびでやるとこうなります。
自分のイメージで描くとこう。
これ、やってみると、スキップとびの応用のような気がします。その場スキップで、着地に合わせて軸足を後ろにずらす感じ。
ランニングマンそのものの解説だと、軸足はそこまで上がらなくて、むしろひざを上げるときにすこし後ろにずらしているくらい。そのあと(上げた足を下ろすとき)、さらに軸足を後ろにずらして2段階で後ろに下げると見ばえがいいそうです。
なわとびだと、軸足が地面に残ってしまうと引っかかります。跳ばないといけません。上のふっくんの技名の「ケン」(ケンケン=片足とび?)にしても、スキップにしても、軸足でいったんジャンプする動作を入れるのが、なわとび版ランニングマンでしょう。
前回の話にも通じるところがあります。
かかとが地面に残っていると、跳びづらいんですよね。動きの中で軸足が生まれる以上、軸足で地面で踏む感覚は当然あります。ただし、ジャンプするには、つま先側に重心を置く必要があります。
軸足の着地でもそれは同じで、後ろにずらすには、つま先で地面をするように足を後ろに下げると動かしやすいです。個人的には、それが気持ちいいくらい。公園の青砂(ダスト舗装?)の広場で跳んでるので、細かい砂利(じゃり)をすりながら足を後ろに引く感触がスケートみたいで気持ちいいのです。
かかとをいったん落とすとしたら、軸足が変わるタイミングでしょうか。足を後ろに引くときには軸足が移っていて、体を支えています。かかとをべったり着くほどではありませんが、足を引く動きを支える状態になっています。
覚えたころはランニングマン自体にかなり苦戦しました。
スキップすら子どものころに時間がかかったくらい、リズム運動は苦手です。そのスキップのリズム(足を上げるときに全身がちょっと浮く感覚)がヒントと気づくまでが難産でした。
昔、学校の夏祭りで演技したとき、若手の先生たちがこれをやってたんですよね。三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの「R.Y.U.S.E.I.」のミュージックビデオで有名になっていたころでした。そんな記憶も、やってみようと思ったきっかけでした。
おかげで、いろいろと曲に合わせるときにちょっとつなぎで入れてみたり、ダンスをやってる子に「できるの?」と驚いてもらえたり、自分にも周囲にも、なわとびの可能性が広がった動きになりました。