とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

040 ジャンピナ・サーコ

今回は「現実のこと」。

ブログを始めて4か月くらいたった。最近、いろいろと現実を突きつけられることが多い。

038で粕尾さんがくださった「バランスには目線固定が重要です」というコメント。3重跳びで試してみた。場所はいつもの公園。黄色い花がたくさん咲いた花壇が広場の向かいにあったので、それを見ながら跳んだ。ワイヤーロープで20回くらい跳べたかな……。僕としては上出来の回数。そして、足元を見たら、ほとんど砂の跡が乱れていなかった。

効果てきめんだった(粕尾さん、改めてありがとうございます)。

その一方で、物を知らずに書いちゃったなあ……と、ちょっと恥ずかしい。なわとびで目線について触れているページは、ちょこちょこと存在していたからだ。そもそも、粕尾さんも2重跳びの動画で、目線で1枠とっていた。あの動画、順番に見たはずだったのに……。


冒頭の「現実」とはこの手のこと。自分では楽しんで書いているつもりでも、当たり前のことだったり、効果の薄い内容だったりする。なわとびに向き合えば向き合うほど、軽い気持ちで書いたことが、あとあと違う重みをもつ。

3重跳びのことを書いたと思ったら、森口明利さんが3重跳びのコツを説明している動画を見つけて、しかもつい先月公開されたばかりなのを知らなかったとか……。

そうした現実を一番突きつけられるのは、春休みに撮った自分のフリースタイルだ。ときどき見返している。数回撮って、どれも110秒で4回はミスが入っている。

縄跳びの演技を作るのは簡単で、むしろ難しすぎる技をやることが問題だ。
バシバシ跳ぶのはかっこいいがミスをしてしまってはせっかくの演技が台無し。
 持ち技の最大限を出したい思いはわかるが…演技はミス無く通して初めて成り立つ。

 

実は簡単なんです!!あなたにもできる『縄跳び演技』の作り方 〜入門編〜 - なわとび1本で何でもできるのだ

 

ちょうど粕尾さんが連載を始めたフリースタイル講座のとおり、完璧ではない技を入れているための、ミスまたミス。これがTJ、EK、ASといったレベルの技だから、またしょげる。ごめんなさい、いろいろ書いてますが、このレベルなんです……。

見るのがつらくても、自分の姿を見て、すこしでも良くしていかないと。
現実を理想に近づけるためには、考えて跳ぶしかない。


円の中で跳んでみるといいよなんて言ったけれど、狭い枠の中で跳んでいたのは、当の自分だ。技という意味ではなまじマイナースポーツなだけに、ちょっとできれば人目を引いて、思い上がりやすい。その「できる」が、けして、きれいなフォームで跳ばれた技ではないのに。

井の中の蛙、である。偶然なのかなんなのか、井戸は円形だ……。

ただ、例のことわざでカエルは大海を知らないままにされているけれど、僕は大海を知っている。動画で、ブログで、技やフリースタイルを知った。パフォーマンスも見に行くようになった。なわとびの世界が広いことを知った。

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大海を知ったカエルは、新しい場所を夢見て跳ぶのだと思いたい。