■ 跳ぶことを先に意識して、体を安定させる
今回は「フォームのこと」。
人前のフリースタイルで失敗して以来、自分のフォームが気になっています。安定して跳ぶには、どうしたらいいのか。そんなことを考えているうちに、ある疑問がわきました。
なわとびって、手が先なのか、足が先なのか?
これは、回すことが優先なのか、跳ぶことが優先なのか? と言う意味です。そこを気にして跳んでいるうちに腰を痛めてしまいましたが、自分なりの答えは見つかりました。
跳ぶことが優先だと思いました。
自分の意識したタイミングで跳べれば、体勢が崩れにくいからです。
逆に、回すこと優先だと、どうしても「縄に体を合わせる」状態で跳ぶことになります。タイミングよく縄を持ってくればいいんですが、なかなかそうはいきません。多回旋のように縄が速く回る技だと、ちゃんと跳ぶことよりも、縄に当たらないように跳ぼうとしがちで、体を縮めてしまうことになります。
まさに典型的な「崩れた体勢」ですね。
これを避けるには、やっぱり、まず「跳ぶ」ことを考えないと難しいと思います。
「回ってきた縄を跳ぶ」のでなく、「跳んだところに縄を通す」。
こういう言い方をすると、わかってもらえるでしょうか?
フリースタイル以降、心がけるようにしている跳び方です。姿勢を保って跳ぶことを意識して、そのあと、縄を合わせる感じです。
ときには、縄のスピードを緩めて、跳ぶより早く回ってこないようにも気をつけます。このへんは、3重跳びの記事で書いた「縄のコントロール」が大切になる部分ですね。(参照:039 改めて考える「3重跳びのコツ」)
まずは安定した状態で跳びたい。
そのために、回っている縄を「待たせる」。
手足の動きをうまくずらして、理想的なタイミングを得るんです。
個人的には、これで跳ぶタイミングが良くなりました。跳びながら、しっかり地面を蹴って跳んでいる実感があるんです。特に、多回旋で違う技を連続して跳ぶとき、ちゃんとジャンプすることを最優先にしたら、うまくタイミングが合ってきました。
これまでも、2重跳びや3重跳びはジャンプが安定していましたが、それらは「跳んでから回す」のが基本として定着していたんでしょうね。
どの技でも、同じような安定感の中で跳びたいです。きっと、それが、体勢を崩さず、けがの心配を減らせるフォームになります。
そろそろ、なわとびを始めて3年になります。
3年もやって、今さら意識し始めたのは遅すぎるかもしれません。まだまだ、縄に意識が行って、慌ててジャンプを合わせて、フォームが崩れることもあります。
それでも、なんとか直していきたいです。フリースタイルの失敗のあと、テンポの難しさについて書きました。ダンスに似ていて、フォームが崩れたら、テンポを合わせることもできません。そのフォームの安定のために、すこし糸口をつかめたかもしれません。
ちなみに、「足が先」とばかり書きましたが、「手が先」と言える場合もあります。
このへんは、習熟度によるのかな? それについては、次回で。