とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

078 おかもんさんの解説動画が効果抜群だった

今回は「おかもんさんの動画のこと」。

「楽しもう!なわとび」というサイトで、技の解説動画(You Tube)が公開されています。この動画が、効果抜群でした。

[楽しもう!なわとび] 左投げリリース (難易度4) - YouTube

いくつもある動画のうち、僕にとって一番効果があったのがこの解説です。リリースだけでも今のところ9つ動画がありますが、僕が苦手にしていた部分を解決してくれたのはこの動画です。


「遠心力を意識する」という言葉や、「ひじを上げる」という説明が当たりでした。

これまで、リリース(特に右手の左投げ)では、失速したり、からまったりするのが、僕の課題でした。どうしてそうなるのか、どう回したら直るのか、ずっと試行錯誤してきました。上の動画で、やっと答えが見つかりました。

縄の失速を防ぐには、遠心力を意識すること。
からまりについては、ひじを上げてみること。

どちらも、動画の中で解説されている内容です。直接このとおりに説明されているわけではありませんが、1つ1つ説明されるポイントの中で、自分の欲しかった部分を見つけた感じでした。それだけ必要なポイントがそろった解説なのだと思います。


それとは別に、この解説の仕方自体がいい、という話も聞きました。


しゃべり動画ブームを巻き起こそう!!縄跳び・ダブルダッチ関係者は『しゃべり動画』の重要性に気付いてほしい - なわとび1本で何でもできるのだ

たしかに「しゃべり」が入ると情報量が多いんですよね。目と耳で覚えられるところにポイントがあると思います。

同時性とでも言うんでしょうか。動画を見ている人は、解説者の動き自体を目で見ているので、テキスト表示で説明しようとすると、見る場所が増えて(視線が分散して)、集中できません。その点、しゃべり(音声)なら、解説者の動きを見続けながら、説明も聞くことができるわけです。

おかもんさんも、テキストでの説明も入れていますが、いったん動きを見せたあとのタイミングで表示しているので、解説としてうまくいっています。ただ、やっぱり「しゃべり」の持つ効果は大きいでしょう。見てほしい動きの瞬間に合わせられるのが大きいですね。

技+文章の動画でも、習得できる人はできると思いますが、「見る側の理解力」に左右されることがあります。実際、僕みたいに、リリース動画や説明文を何度見ても、自分の動きのどこがいけないのか見つけられなかった人もいますし……。


でも、まっちゃんも書いているように、しゃべり自体が難しいですね。

僕は学校で子どもに教えたとき、この難しさにぶち当たりました。自分の中にはイメージも実際の動きも固まっているのに、言葉として出せないのです。しゃべってはいるので、うまく伝えられない、と言ったほうが正しいですね。わかりやすい伝え方も練習していかないといけません。

それにしても、相手が目の前にいるならまだいいですが、動画は「撮っている時点で相手の反応がない」ものです。一方的に伝える自信や実力も、必要なのでしょうね……。

言葉と動きが一体化したおかもんさんの解説動画。

リリース以外にも、いい動画がいっぱいあります。なわとび教室があまりない中で、こうした動画は、きっと大切になりますね。僕にとっては、教え方の見本にもなりました。こうした動画が広がっていくといいですね。

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遠心力1つ説明するのも難しいです。リリース中のグリップの「重みを回す」感じでしょうか。僕はまず、感覚を言葉でわかってもらえるようになりたいです。