■ 後ろ回しは顔の前で切り替える
今回は「後ろイナズマのこと」。
075 OO、CO、CCで後ろイナズマがうまくできないと書きました。
前のイナズマはわりと続きます。COやCCに切り替えるタイミングがつかめているからです。一方、そのタイミング(特にCCへの切り替え)がつかめなかったのが後ろイナズマ。最近、すこしだけ、できるようになりました。
まずは、縄が顔の斜め上くらいの位置で切り替えるとうまくいく。
これがベストとは言いません。まずは、このタイミングから始めると良さそうという話です。
上の位置に来たら、CC(OO)に切り替えると、縄が頭を越えて下降する勢いもあるので回しやすいと思います。切り替えるときに縄をゆっくりにして、緩急をつけた跳び方にするのもオススメです。
タイミングがつかめないときは、迷ったあげく、縄が回りすぎることが多いです。[ OO→CC ]でも、OOを跳んだあと、タイミングをつかめずに頭の上を縄が通り過ぎてしまうと、CCで跳ぶのが難しくなります。縄が背中側に回っているときに腕を交差してみてください。縄が引きしぼられて、体を締めつけるようなひっかかりかたになりやすいと思います。
そのため、頭の上を通り過ぎる前に、OOからCCに切り替えるのがいいのです。ひっかかりづらくなる最後のラインとも言えるでしょう。僕は、ここを重点的に何度も跳んでいるうちに、すこしずつタイミングがつかめてきました。
ちょっと早いくらいで交差に切り替えても大丈夫です。OOが終わって、縄が足の下を通ると同時に交差する、くらいのタイミングで跳べるようになります。
後ろ回しは、とにかく縄が見えないのが前回しと違うところです。
上の位置なら、まだ「縄が見える」位置です。速くて見えなくても、切り替える場所として考えれば、頭の中で「見える位置」として意識できるはずです。
この特定の位置での切り替えは、「点」でタイミングをとっています。ここから目指したいのは、「線」でタイミングをとること。要するに、縄を回しながら切り替えをしたいということです。縄の軌道が線というイメージ。
点でタイミングをとると、どうしてもその1か所で動きが止まってしまいます。ちょうど上で書いた「緩急をつけた跳び方」になるので最初はいいですが、「途切れる」こともであるので、スムーズさはありません。縄が回るのに合わせてタイミングをとれれば、スムーズですよね。
前のイナズマだと、タイミングをとるために動きが固まることなく、縄の動きに合わせて腕の開閉ができています。後ろイナズマで、次に目指したいのはこれです。
今はですね……、縄が暴れてます。ひさしぶりに顔面に襲いかかってくる(笑)。まだ、タイミングが中途半端で強引に縄を通しているせいで、きれいに縄が回っていないのでしょう。
それでも、じわじわと形になっていく途中は楽しいですね。
以前、046 後ろ回しのインパクトを書いてから、すこしずつ後ろ回しの技を練習するようになりました。フリースタイルにも後ろのレッグオーバーを入れて見たり、後ろTSに苦戦してみたり……。縄が通りやすくなったくらいで、うまくなったとは言えませんが、以前よりは、後ろ回しの抵抗感はなくなりました。
後ろイナズマも、そんな流れの中で挑戦したくなったんだと思います。すこしずつでも、跳べる回数を増やしていきたいですね。何より、顔に当たらないように回したいです(笑)。