とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

105 55センチでできること

今回は「跳ぶ高さのこと」。

先日、イベントに参加したときに、ジャンプ力を数字で知りました。

何かというと垂直跳び。会場の体育室の壁に、垂直跳び測定板があったのです。懐かしい気がしたのも当然で、最近は体力測定で垂直跳びがありません。現に、うちの小学校の体育館は数年前に新築されたそうですが、壁に測定板はありません。

イベント会場にあったのは、手を伸ばして指先をボードの0センチ(一番下)に合わせ、その場ジャンプで何センチまで届くか測るタイプでした。

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僕の記録は55センチでした。


絵にしてみると高くは見えませんね。

それもそのはずで、あとで調べたら、55~65センチが成人男性の平均値らしいです。結構跳び続けてきたつもりですが、やっと人並みでした

でも、子どものころ(まだ垂直跳び測定がありました)は、こんな記録は出せなかったと思います。僕は、体力測定で平均に届いた種目がほとんどありません。それからもほとんどスポーツをせずに過ごして、ふと始めたなわとび。ようやくジャンプだけは人並みになっていたんですね。

これ、人並みのジャンプができれば、3重跳びクラスの技は跳べる、とも言えます。だって、それくらいの高さしか跳べない僕でも、3重跳びは跳べてますから(笑)。

2重跳びから3重跳びの壁は、とにかく高く跳ばないと回しきれないイメージがありますが、必ずしもそうじゃないという証明になってます。もちろん、回し方などの経験は必要ですが、「ジャンプ力がなければ3重跳びはムリ」とあきらめてしまう人に、そうじゃないよと言える後ろ盾を見つけたと思います。


それでも、他の人はさすがでしたね……。

みなさん、60~70センチくらいを一発で出すんですよ。ジャンプ力がケタ違いだったもりぞーさんにいたっては、80センチ越え。これだけでかなり滞空時間が違ってきます。4重跳び、5重跳びにたどり着くには、人並みのジャンプ力では難しいのでしょう。

今の自分では、4重跳びすらできません。半年くらい前は、ワイヤーロープならぎりぎりできました。でも、着地で腰を痛めてしまいました。今でも跳べないことはないと思いますが、かなり無理をすることになります。

この「無理をする」というのが、技を集めて演技にしたとき、見た目を悪くします

無理してしゃがみ着地の技ばかりになると、軽快さがなくなると思うんです。点数を狙う競技ならともかく、僕がやっているのは(一応?)パフォーマンス系の演技ですから、大技はほどほどにしないと、努力の見せつけにしかなりません。

今の演技でSSOOなど、4重系の技を入れていますが、実際はジャンプ力が足りなくて、全部は跳べていません。この前の動画のように、最初のサイドスイングの時点で足は地面に着いたままです。技の一部として成立していないので、ジャッジをされるなら、ただのサイドスイングとSOOに切り分けられるでしょう。

それでもSSOOっぽく技を入れているのは、跳べる部分(SOO)だけでなく、事前にサイドスイングが入ることで迫力が出るからですね。今のジャンプ力でSOOまでしか跳べないなら、ジャンプ以外の部分で演出をするわけです。

自分のジャンプ力を受け止めたうえでできることを入れる。

そのほうが、無理して跳ぶよりもいい演技につながるのかな……と思っています。そうやって跳んだ姿が、実際にいいものになっているかはわかりませんけど(笑)。


とはいうものの、余裕を持たせるために、すこしはジャンプ力を上げたいですね。

あのとき、こうじさんは75センチくらい跳んでましたし、実際、パフォーマンスでも要所要所でいい高さを作って、滞空時間の感じられる技を繰り出していました。

生山ヒジキさんのブログでも、垂直跳びではありませんがヒジキさんがペットボトル5個を重ねた高さを跳んでいる画像がありました。ちなみにペットボトル(500ml)1個で20センチくらいなので、1メートル跳んでることになります。

次回は、そんな2人がなわとびイベントで地元の近くに見えたときのお話です。