今回は「確率のこと」。
ペースを落としてから、さっそく間があきました。
今も気持ちは乗らないんですが、もともと運動不足解消で始めたなわとびだったので、練習は今までどおり週2ペースでやってます。ようやく後ろTJや後ろSASOが跳べました。はた目には、やる気がないようには見えないでしょうね(笑)。
でも、ブログは前向きな話が浮かばず、ちょっと書いては疲れてやめて……としているうちに2週間以上たってしまいました。
本題に行く前に、先日読んだマンガで突き刺さったせりふを。
勝負所でこの“慎重”さ――……
体力がなければ それは誤算でしかない……
勝敗を決する場面で求められるものは “確実性”……
不安定な“慎重”さは怯えを招き 体を硬直化させる……
―― 濱田浩輔『はねバド!』 31stラリー「ファイナルゲーム」より
ああ、学校の演技のときの、あの縄の軽さだよ……。
これは、バドミントンを観戦中の雑誌記者のモノローグです。相手があろうとなかろうと、「自分をどうコントロールするか」というのは、スポーツに限らずいろんなことに言える課題です。
というわけで本題。
なわとびは80%くらいの力で跳べれば十分みたいに言われます。
慣れてくればもっと力を落とせるでしょうけど、まずは8割といったところでしょうか。僕も、やっぱり80%くらいで跳んでいる気がします。一部は95%くらい行ってる気がしますが(笑)。
ただし、それは音なしで練習しているときの話……。
音なしだと、技に入るタイミングや縄の音に注意してそれなりに跳べます。それなりといっても、やっぱり3~5ミスになりますが。
これが音ありになると、80%とか言ってられなくなります。
80%というのは、「万全の状態から見て80%くらい」というのが普通。BGMに左右されるという不安定要素が入った時点で、80%のつもりがそれ以下になります。練習で80%の力でできていたことも、曲と跳ぶタイミングが合わないと、半端な回し方になりがちです。成功率のほうが80%になると言っても、不思議ではありません。
さらに集中力。BGMを気にするぶん、どうしても集中力は音なしのときほど高くはありません。ここも切り替えのむずかしさで成功率が80%に落ちやすくなります。
何より、引用で言うところの「確実性」が足りなくなります。80%の力でも、確実に縄が通るからこそ、80%でいいのです。それが、「不安定な“慎重”さ」だと、最低限必要な力に達しない「80%の力しかない」から縄がふにゃっとします。逆に、慌てて動きが速すぎると、技が完了していない「まだ80%の段階」なのに次の動きに入るからひっかかるのです。学校での演技では、何か所もそういうシーンがありました。CL/CLとか、後ろSOOのあと(後ろSCEBの予定でした)とか……。
いろんな部分で成功率が80%。
これって、演技全体の成功率(たとえばノーミス)が80%ということにはなりません。間違ってたらすみませんが、確率の計算でいけば、演技の中で成功率80%の技をすべてノーミスで通せる確率は、80%×80%×80%×……と、技の数だけ80%を重ねてかけ合わせた数字です。
ものすごく低くなります。3回かけただけでも50%くらい。10回かけたら、もう10%くらいです。技だけでなく、つなぎで縄が体に当たってミスにつながることもあります。そこまで含めたら、いったい何回80%をかけることになるのでしょうか。
弱音しか出ませんね……。
技そのものの精度が高ければ、演技の流れに振り回されても跳べると思います。結局は技自体が未熟だから、いろんなところで80%が出ます。この80%という数字も、たとえばで言っているだけで、実際は50%とか、もっと一か八かな状態かもしれません。
技練習とは別に、自信のない技をやめて、BGMに合わせる余裕を入れて……と調整すると、80%を85%くらいには上げられるんでしょうか。計算高くすると「フリー」から遠のきますけど、ミスだらけよりましと言えるのか……。
まだ模索中です。
最後に、今回も「なわとび+タイトル」で検索して描こうと思いましたが――。
「なわとび 808080」では、さすがにまともなヒットがなかったため、「なわとび 80%」で出てきた写真から選びました。
120%くらいの瞬間が気持ちいいですね。
ちなみにどこが80%に反応して出てきた画像かというと、もともと一眼レフの練習ブログらしくて、レンズの規格とかそのへんがヒットしたみたいです(笑)。