とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

158 グッドスリープ、ストレイシープ

今回は「なわとびのこと」。

ふりかえり後半。今年は、人前で3回も演技させてもらえました。

動画でアップしてありますが、どれもミスの多い演技になってしまいました。夏の終わりに、学校の夏祭りで跳んでからは、人前で演技はしていません。たまにお誘いがありましたが、そのつど遠慮しました。

自分のやりたいことと、人に見せられることのギャップが大きすぎたからです。


早い話が、「人に見せられるほど跳べない」ということです。

僕の演技は、基本的に「かっこいい曲を使う」「覚えた技・動きをどんどん入れる」でできあがっていきます。僕にとってかっこいい曲というと、だいたいゲームの戦闘曲が最初に浮かびます。わりとテンポは速め。1ループは2分くらい。そこへ、イメージに合わせて技をはめていって、ついでに自分にとっての新技を跳ぶ場面も入れる。こういうスタイルです。

これ、仕上がりをほとんど考えてません。

テンポが速い → そんなリズムで跳べるの?
2分くらい → 体力もつの?
新技を入れる → 跳べるほどマスターしたの?

よほどむちゃでないかぎり、問題として残したままやってます。結局、自己満足なんですね。やりたいように跳びたいというのが最初にあって、人に見せるのは二の次です。もし人に見せようというなら、もっとレベルを落として、少ないミスで見せられる構成にするはずです。

でも、僕はそれをしてきませんでした。自分の希望優先でした。

今、未公開の演技が1つあります。レベル4中心に技が増えた結果、撮影してみたら、もう演技ではなく、技の挑戦タイム+BGMみたいになってました。

跳んでる姿がきれいじゃないんですね。縄は通りますが、フロアで跳んだら、そのたびに「どすん」とか「ずだん」とか響いて、余裕がなくてみっともない感じ。当然、ミスもそれなりに出ています。競技の採点だと、技点は一応ついても、フォームの美しさで点を取れず、ミスの減点でせっかく取った技点すらなくなる、みたいな。

作ってみて、「人に見せていい演技なのか」と思ったのは初めてでした。


そんなギャップに気づきながら、自分にとっての夢が終わったことにも気づきました。

137138140あたりです。

人前の演技を経験できたことで、いったん満足しました。これ以上は、さらに原点にあった「自由に跳び回りたい」ができないと、上で書いたような安定しない仕上がりで跳ぶばかりになります。

練習するぶんには、楽しいです。跳びたい技をやってるわけですからね。「自由に」跳べてはいなくても、自由に挑戦だけはできてます。ある意味、なわとびを始めたころに戻ったような、そんな感じがしてます。

夢から覚めた、のほうが正しいのかもしれません。

人前で演技させてもらえる期待感は大きかったのですが、今はもう無理です。練習で試すときすら、失敗が怖くて緊張してます。成功できる水準まで自分の技術をもってこれてないわけで、どういうときに技が成功しているのか、今ひとつわかりません。

というか、ほんとに縄が回りません。ジャンプ力は仕方ないにしても、いつも回すタイミングをはずしているというか……。複数のことを一度にやるのが苦手でも、あとすこしは習熟できると思いたいです(笑)。

それでも、日常の運動で、こんなに跳ね回れるのは幸せです。

他のスポーツや音楽などのように、思いきり発散できるものを手に入れたのは、それだけで夢の一部がかなったようなものです。あとは、もっと理想の動きができるように腕を上げていくのが、夢の続きでしょうね。


ブログはこれで2年になりました。

気持ちが乗らなかった時期からペースを落として、今もどこまでブログを続けていくかは不透明です。タイトルの数字が4ケタになったらどうしようと考えるより、いつブログをやめるかを考えるほうが現実的だと思うようになりました。

まだ書けることはありますし、跳んだり教えたりしているうちに書けることが出てきますが、ネタがあることと、書きたいという気持ちがあることは違います。

夢を見ていたうちは、なわとびに関わることならなんでもやれる気がしていました。でも、なかなか腕が上がらない自分の姿に夢が覚めて、なわとび熱もかなり冷めました。

ブログのペースを落としたといっても、練習は続けてますし、週に1回はブログを更新しているので、「そこまでやる気が落ちたわけでもないんじゃない?」と思われるかもしれませんが、実際はこんな感じです。

特にイベントは、これで顔を出すことはあまりないと思います。

ブログの初期に言っていた「なわとび界を盛り上げたい」という気持ちが本当にあるなら、演技はパスするにしても、それ以外で参加していろいろできることがあるはずです。でも、気持ちが向きません。

結局、自分のやりたいことは単純になわとびしたいだけで、そこから外に向けて気持ちが向いていたわけではありませんでした。ブログを読んで、そういう期待をされたかた、すみません。熱に浮かされていただけでした。ただ、ダブルダッチスクール・クローバーのごうさんが何度も誘ってくださったおかげで、自分からだったら足を運ばなかったことをいろいろ経験できました。経験したからこそ、足りなかったものが見えてきて、今があると思います。ありがとうございました。

ブログはなわとび熱というより、思ったことを外に出したいという熱が別にあるおかげで、続けていられるのだと思います。続けているあいだは、気が向いたときの読み物としてお読みください。


いろいろと書きました。

期待はずれな部分もあったかもしれませんが、もう、明かすところは明かしたほうがいいと思って書きました。今年のまとめとしての、正直な気持ちです。

では、毎回続けてきたイラストコーナー。昨年に続いてえとのなわとびです。

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「モンキー!」「うメェ~」みたいな(笑)。
やっぱり、サルとなわとびなら、これははずせませんね。
モンキーするモンキーの絵は、なかなか珍しいと思います(笑)。

今年もこのブログを読んでくださり、ありがとうございました。よいお年を。