今回は「SNSのこと」。
なわとびを始めたころ、インターネットでなわとびの掲示板を探しました。
特に、単縄がテーマの掲示板。でも、あるのは、学校の延長で話題にしているとか、トレーニングの話をしているとかくらいで、トードの跳び方とか、リリースのコツとか、自分の知りたいことを話しているような掲示板ではありませんでした。
1つ2つは見つかって、ダブルアンダーASとか、けっこう濃い話もしてましたが、もう更新されていない掲示板でした。
単縄をやっている人は、少ないといっても全国のところどころにいます。でも、あまりネットで姿が見えませんでした。姿が見えないというより、表立った交流が見当たらないという感じが強かったのを覚えています。
実際は、自分のネットに対するイメージが古かっただけなんですが……。
ブログか動画か、限られたコミュニティか。
ネットで単縄の人の姿が見えるのは、この3つという印象です。
ブログと動画は、個人からの発信ですね。コメントという手段はあるものの、どちらかといえば一方的。僕が使っているのは、ずっとこればかりでした。読む・見ることから始まって、今は発信する側にもなっています。
それでも、それで交流があるわけではありません。
ネットで公開されていても、見るか、見てもらうかだけです。マイナーなスポーツなので、あるだけありがたいんですけどね(笑)。
じゃあ、どこにネット上の交流があるかといえば、3つめの「限られたコミュニティ」です。「限られたツール」と言ってもいいでしょう。メールが代表格だと思います。僕も、メールでやりとりしているかたがいます。
今は、いわゆるSNS(ソーシャルネットワークサービス)にTwitterとかFacebookがあって、簡単につぶやいたり、レスしたりできます。ただ、存在を知らなければ、そこに単縄の人がいるのはわかりませんし、何よりアカウントがなければやりとりできません(たぶん)。
これが「限られた」と書いた理由です。
別にアカウントを作るくらい難しい話ではないんですが、1つステップがはさまれているのって、意外と壁を感じさせます。会員登録がいりますなんて言われたらますますでしょう。
なんというか、「気持ちのある人だけ受け入れます」と暗に言われている感じです。
広がりづらいと思います。
少なくとも、1から興味を持った人は、なんの気なしには近づけないですよね。近づくには、自分から、直接、アプローチする必要があります。イベントに行くとか、連絡先にメールするとか……。
僕が自分のイメージが古いと思ったのは、そこで「なんで掲示板がないの?」と思ったことなんです。公開されてる掲示板。初心者も書き込み1つで始まります。登録もいらない、やりとりが見えている、書き込みもできる。
表立った交流が見当たらないと上で書きました。掲示板なら、それができるし、誰かが知って、近づくきっかけにもなります。限られたコミュニティだけでは、ネットでは広がりづらいのでは?
……と言ってはみたものの、僕自身に、あまり単縄を広める意欲がないので、自分で作ろうという気はありません。ブログを続けたことで、交流にもつながって、掲示板が欲しかったころのつながりたい気持ちもおさまりました。
欲しいと言うほうは気楽ですが、誰かが管理しないといけないわけで、使いやすいサービスの選択、広告の有無、スパム投稿・荒らし対策、管理を続けることそのものなど、それなりにやる気がないとできません。
逆に、安易に「みんなの場」を作るのが、今のネット事情だと不安な面もあるんでしょうか。このへんがぴんと来ないのも自分が古いと思った理由です。
あったらどんなかなと想像しています。……ん、XYZ?
右上の子のように、軽い気持ちで書ける一方で、変な人に出会うきっかけになるかもしれない怖さもあります。掲示板だけのおしゃべりや教え合いくらいでにぎわえば、理想的なんですけどね。
ちなみに、東海地方にはこんななわとび情報があります。
例によって、ダブルダッチスクールのクローバーさん中心に動いてます。やっぱり今はもう、こういうやりかたでコミュニティが作られていくのかもしれませんね。