とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

190 こどもまつり

今回は「イベントのこと」。

毎月行っている児童館のお祭りでなわとびしてきました。

こうじさんと2人で、パフォーマンスと体験会をしました。こういうお祭りに呼ばれるのは初めてです。全部で1時間でしたが、感じたこと、気づいたことがいろいろありました。


まずはなわとびショー。

実はお祭りのオープニングになっていて、いつもクラブをやっている部屋の半分が子どもでいっぱい……。というか、入りきらずに詰めてください状態。スタッフやボランティアの学生さんたちを入れたら何十人いたんでしょうか。間違いなく今まででダントツでした。人口密度が(笑)。

最初は技紹介をしました。多回旋やリリースやポーズ。1人が見せて、1人はマイク。MC(?)も初めてでした。「さあ、今のは何重跳びだったでしょう?」で子どもにマイクを向けるとか、どこかで見たような展開でしたが、アドリブでやりました。

呼ばれたと言っても、その時間を任されたら進行も自分たちの役目です。どんな技を見せるかだけでなく、見ている人が盛り上がれるような言葉――つまり「しゃべり」も考えておかないといけませんね。

締めでパフォーマンスをしました。2人で多回旋を跳んだり、作ってきたソロのルーティンを交替で跳んだり、最後にビーズロープで2in1をしたり……。

半年以上人前で跳んでなかったので、できそうなことだけやりました。といっても、リリースして後ろTSとか、ボディラップから縄を1周振り回して足に巻きつけてキャッチするリリースとか、パフォーマンスの定番とは言えないような選択でしたが……。

つなぎの部分とか、2in1の流れで僕が全然合わせられませんでした。とりあえず、おどけてリカバリーしました。リカバリーと言っていいのかはわかりません(笑)。

進行と演技に必死で、子どもの反応を見ている余裕がありませんでした。楽しい時間になっていたらいいですね。


そのあとは体験会になりました。

が、全然人が来ない(笑)。なわとびコーナーの担当をしていたボランティアの学生さんもやることがなくて、呼び込みしてくれたり、学生さんのほうが跳んでくれたり、違う意味で大変だったと思います。

あとから気づきました。オープニングのあとって、なわとび以外にたくさん楽しいことが始まるんです。屋台でおいしいものが食べられるし、スタンプラリーも始まってるし、工作コーナーもあるし、というわけで、なわとびの優先順位は明らかに低かったんです。

人がちょっと来るようになったのは終盤で、たぶん、一回りしてようやく残ったのがなわとびだった……という状況だったんじゃないかと思います。もう仕方ないので、来てくれた子は好きに跳んでもらって、クロスフリーズだけは覚えていってもらいました。

あれだけ他にいろんなイベントをやっていると、いろんな技を体験してもらえるほどなわとびコーナーに留まってもらうのは難しかったです。

やっぱり、ハレとケの関係というのか、お祭りの各イベントの「特別さ」の中で、なわとびの「普通さ」はうもれてしまいやすいことを想定しないといけないですね。なわとびだけの時間ではないのです。

コーナーの1つとして、「特別さ」を出すために、あえて開始後の時間帯をはずして、ある程度落ち着いたところで体験会や記録会をスタートさせると、もうすこし人を呼びやすくなったのかもしれません。

まあ、お祭りにそういう作戦を持ち込むのはヤボでしょうけど、あの雰囲気だと、単縄――というかみんなからすれば「短縄」には、工夫が必要な気はしました。


とりあえず今回は、パフォーマンスのほうが実があったと思います。

それでも3回くらいミスしました。達成感よりも、なんとか終わったという気持ちのほうが大きいです。上で思ったことを書いたものの、次に生かす機会が来るかはわかりません。

どちらかというと、これから同じような挑戦をしようという人が読んでイメージしてくれたらいいな、という気持ちで書きました。少なくとも、ただ跳べばいいってものじゃないのは確かですね(笑)。

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お客様のようでいて、主役にならなきゃいけない瞬間があります。

パフォーマンスの最初、3重系を合わせて跳んでいるシーンでした。