とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

210 夏祭り・薄闇のパフォーマンス

今回は「演技のこと」。

学校の夏祭りの職員出し物で、なわとびパフォーマンスをしてきました。

(すみません、明るさ加工はしましたが暗いので、パソコンの明るさ調整などでなんとかしてください……)

  (動画はその後削除したので今は見られません。すみません)

前奏はいつもどおり、ゲーム『聖剣伝説3』から「Not Awaken」。
演技BGMは、ゲーム『大神』から「太陽は昇る」です。


今までで、一番縄が見えない本番でした。

見てのとおり運動場です。明るさ加工をしたものの、カメラを通さなければ(つまり実際は)もうすこし明るかったです。それでも、背景に映っているイベント用のキャンドルがあの明るさで見えているくらいの薄闇になっていました。

クロスフリーズしようとしたら縄の「輪」が見えない、リリースはグリップを見失いかけて動きを止めないとキャッチできない……。

やっぱり普段は、目のどこかで縄の軌道を確かめているんでしょうね。跳びながら、ずっと、何かが足りない不安と戦いながら演技した感じでした。

動画のおまけで、再生速度が倍速状態になったアクシデントをつけてますが、あれもお願いした先生がよく見えなかったみたいで、「再生」ボタンだと思って押したら「再生」速度ボタンだったんでしょうか(笑)。それだけ暗かったということです。

何度かひっかかったのを、暗さを言い訳にしていいのか……。

30分くらい前に、音楽なしで通し練習をしたときは4ミスでした。いけそうな気になっていた部分もありますし、蒸し暑い中、半日お祭りのお手伝いで汗だくになったあとで疲れていたという不安もありました。

少なくとも、あの環境で自分ができたのはそこまででした。なわとびのための環境ではないところに、やりますと言ってなわとびしたのは僕自身です。どんな環境になっても、それが本番でした。


これ、どれだけ見えたんでしょうか……。

ミスしたのかわからない部分があるのがずるいものの(笑)、見せ場にしたかったところが見えていたのかよくわかりません。TJとかドンキーのあたりはすこしどよめいた感じでした。最後の後ろSCCからの4連でも、近くにいた人たちが声を上げてくれてました。

なにげにすごいのが、TJと後ろTJの瞬間をフラッシュで撮った人がいること(笑)。カメラは詳しくないんですが、あんな瞬間でシャッターを切れるんでしょうか。予備跳躍○回のあとでTJが来るなんて、知ってるはずがないのに……。

途中から手拍子、さらに投光器始動と、だんだんと盛り上がったところでミスが続いて残念でしたが、手拍子を最後まで続けてもらって、幸せだったと思います。


縄が見づらかったことで、集中力が崩れたのは反省でした。

一番残念だったのは、序盤で縄を落として、SCCからの4連が消えたこと。ばんばん跳んで、見てわかりやすい見せ場だったので……。

一度にいろんな意識をするのが苦手な僕にとって、縄の動きに目をこらしたぶん、他に気をつけたかった部分がおろそかになったのは残念です。たとえば後ろSEBOや後ろSTSOのタイミング、たとえば両手リリースの力の入れ具合。

どれも、ラクとは言わなくても、力の入れどころが自然と実現できるようになっていれば、あの環境でも跳べていたと思います。

リリースもそう。結局、縄のコントロールができないから、いつも目で追って「キャッチしに行っている」んです。これが「思ったところに持ってこれる」なら、相当違うでしょう。

体得できるかは別として、練習するときのポイントは見つけられたと思います。


今回は、いつもとはちょっと違う形のイラストです。

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運動場に並べたキャンドルを包んでいる紙袋には、子どもや職員が絵を描きました。僕はまあ、当然こういうネタで……(笑)。反対の面にも某ゆるキャラと女の子が3人でチャイニーズホイールしている絵を描きました。

今回の曲に使った『大神』というゲームは、ゲーム自体はやったことがありません。

まただよ、と言われそうですが、『大神』のストーリーや、この曲が流れるシーンはプレイ動画で見ました。涙腺が緩む演出でした。あるランキングでゲームミュージック1位にもなったこともある、このジャンルでは有名な曲です。

いつかはこの曲で、と思っていた曲の1つで、気持ちが揺らぎつつあったころに、今のうちにこれで跳んでおきたいと思って、この夏祭りに持ってきました。

音楽にノっている状況ではありませんでしたし、「いつかうまくなったら曲の雰囲気を縄で表現してみせよう」なんて思っていたころの腕前に届かないまま、曲に使ってしまいましたが、この曲で跳んでみたかった、という気持ちは果たせました。

自分が一番跳んで見せたかった学校で、この曲を選んでよかったです。

それがどんな環境であっても、過去に描いた夢のワンシーンと、すこしでも重なる部分があった2分半だったと思います。