■ 後ろかえしとびの流れ
今回は「後ろかえしとびのこと」。
かえしとびの話を3回連続で書いてきました。
253 かえしとびは2つの側振でできている
254 かえしとびは手の向きも逆
255 かえしとびは横に回す
もともと、学校で後ろかえしとびに苦戦した子たちを思い出して、何かヒントはないかと考えて思いついた話でした。さあ、この3つを使って、後ろかえしとびを教えられるでしょうか?
まとめたイラストはこちら。
(授業で使ったプリントもこの記事の最後に載せてあるので、合わせてご参照ください)
まんまといえば、ほんとにまんまな1枚ですが……。
1.まずは、後ろ回しから、独特な「背面側振」の形を作りましょう。
後ろ回しから、背中側で手を一方に寄せるような形です。
かえしとびには2つの側振が必要です。最初の側振を作らないと始まりません。まずはこの形。しっかり作りましょう。(2023.12.4 追記:前側の手(イラストだと左手)は前に出して、Lの字のようなフォームにしたほうが頭上を回しやすいと思います。 参考:667 かえしとびをLの字から )
2.背中の手は上に向けます。
3で回すために大切なポイントです。これでかなり回しやすくなります。
3.右から左(左から右)に、横に縄を回します。
縄をひょいっと頭の上を浮かせながら動かす感じですね。
回そうとする手もまた、上を向いていますが、回したあと(反対側へ動かしたあと)は下を向いています。これを意識するだけでも回すヒントになるでしょう。
4.最後は、後ろ側振です。
後ろ側振ができないとぴんとこないかもしれませんが、1と反対側で両手をそろえて、後ろから前へ縄を引きずる感じです。
これでまた後ろ回しになるので、1に戻る――というわけです。
後ろかえしとびは、縄のまっちゃんが解説動画を作っています。
今回までの3つの話も含めて、これを見たうえで、さらにヒントはないかと考えたら出てきた内容なので、基本的な形の作り方は、きっとこの動画のほうがわかりやすいと思います。
ただ、形だけだと、縄の勢いとか流れに持っていけません。
そこからは自分の感覚で覚えてもらうというねらいもあるのかもしれませんが、学校のクラブみたいに「そのときだけの体験」で終わってしまう子もいます。どのヒントがその子にとって当たりになるかわからない中で、いろんなヒントを出してみたいというのが、僕のアプローチです。
ちなみに、去年クラブで配った後ろかえしとびのプリントはこちら。
背中の手を上に向けること、横に縄を回すことをポイントに出せれば、もうすこしコツをつかみやすくなるのかな……。また機会があれば、試してみたいです。