今回は「クラブのこと」。
実は今年も学校でなわとびクラブをやっています。
クラブの時間は終わりになる話でしたが、今年1年だけは続ける計画に変わって、もう1年できることになりました。
4年目ということで同じような内容――だったはずが、このあいだのクラブは意外とおもしろい方向に進みました。
ペアーインタラクション
というんでしょうか。
この2番目でやっている「前跳び(制限された姿勢)」です。動画だと回す人が足の下に手を通していますが、手の部分だけですね。1人がサイドスイングっぽく回して、もう1人を跳ばせる動きをやってみました。
「今の何?」「ねえやりかたは!」
なぜか食いつかれました(笑)。
2in1のついでで見せるだけだったので、あまり教え方を考えてませんでした。とりあえず縄を回す人の形を教えたものの、上手な子でも最初は苦戦。たしかに、作ったことのない形ですよね、これ……。
形としては一般的なリリースの始めと似ているということに、教えながら気づきました。
となると、経験的に「反対側のサイドスイングから持ってきたほうが縄の形を作りやすい」のを思い出して、そんな動きで教えてみたら、子どももしっくりきたようでした。
なわとびって、どこかで動きがつながっているものなんですねー。
大回転とび
要するに自分が1回転しながら跳ぶ技で、いわゆる「360」です。それだとそっけないので、前のクラブの時間にやった回転とび(180)を勝手にグレードアップさせました(笑)。
360にはいろんな組み合わせの動きがあります。今回やったのはこちら。
これも縄がいろんな方向に動いたり、逆にいったん動きを止めるようにしたりで、クラブの子たちは動きをつかみづらかったようです。
体も回さないといけないので、一度にやらなきゃいけないことが多いんですよね。
そういうときは動きを分解して、1つ1つ覚えればいいんですが、1つ1つはできても、全体としてつながるかどうかは別問題になってしまいます。
でも、ある子が、体を回しながら縄は自然についてくるだけにして跳んでいました。プリントでいうところの「4 なわをせおうようにして」を飛ばした動きで、これはこれですっきりしてると思いました。
体を大回転、のつもりで教えた技ですが、縄だって大回転しているのです。
実際に教えてみると、その場で新しいひらめきが起こります。
次回、その2は、子どものほうがひらめいたという話です。