今回は「SEBCのこと」。
最近SEBCを練習しています。
実は、これまであまりやったことがありませんでした。一時期挑戦したことはあったんですが、最後のクロスで縄が暴走してまったく形にならなかったので、あきらめたんです。
レベル5系を跳ぶのに体がもつか、不安になってきてます。そこで、レベル4以下でまだやってないものを探したとき、思い出したのがSEBCでした。
手首を使わないとムリな気がする――。
やっぱり最後のクロスで縄が暴走して、修正するうちにそう思いました。
クロスが横から来るのは、SCと同じです。ただ、普通のSCと大きく違うのは、片手が背中にある状態からクロスを作らないといけない部分です。しかも、
体の右後ろにあった左手を、左側面を経由して右前に持ってくる
(体の左後ろにあった右手を、右側面を経由して左前に持ってくる)
これが動きとして大きいです。文字にしてみるとほんとに大移動。上から見たら、ほぼ360度、体のまわりを手が回ってることになります。こんなに手を動かさないといけなかったのか、という……。
それで「腕の動きが」大きくなって、縄が横にそれるのが失敗パターンでした。
横にそれる縄を前から回ってくる縄に変えるには、
・腕の動きを小さくして余計な力を加えない
・代わりに手首でコントロールをする
という修正が必要だと思いました。
手首で回す、と一口に言ってもあいまいなので、
・なるべく縦に回ってくるように手首を上から下に向ける
・遠心力が働いている(と思う)縄の先を動かす
これでなんとか、という感じでした。
腕の動きを小さくすると身をすくめたような姿勢になってしまって、クロスで作った輪に自分を通す姿が、本当になんとか……という状態で、まだ苦しいですね。
なわとびの基礎に戻った気分でした。
強引な動きを直したり、最後は手首をうまく使おうとしたり、行きつく先はなわとびに必要な基礎的な技術です。ムチャで通してなんとかなることはあっても、やっぱりコンパクトに、手首を使える跳び方がものを言うのかな、と感じました。
競技でレベル4を入れる小中学生が、SEBOとSEBCをきちんと取る姿をよく見る気がします。EKとEKクロスもそうですね。
Oだけでなく、Cもできるようにして、近い技を1つ増やせるのは、基本ができているからなんだろうなあ、と思います。