今回は「学校のこと」。
3月は別れの季節。4月は始まりの季節。
また1年、今の小学校に勤務することになりました。
事務なりに一番接点のあった子たちの卒業を見届けて、クラブの時間も終了することになって、それっぽい区切りを感じていました。ですが、人事異動に個人の感傷はあまり影響はありませんでした……。
基本的に、異動(転勤)があれば行き先は小学校か中学校になります。小学校に残れたなら、なわとび好きとしては良かったというしかないですね。
この数年で、学校でのなわとびは、見せるより教えることが多くなりました。
始めのころは、珍しい技を教えたいと思いつつ、結局子どもがマネできないままで、「見せびらかし」に近い状態でした。
だんだんなわとびそのものへの熱意が落ちていきましたが、かえって、「子どもに向けてできることだけをやろう」という気持ちで動けるようになったと思います。
この冬は、にゃんこスターを練習した学年があって、「これを覚えたい!」というはっきりした目標がありました。振り足とび(スイングキック)やかえしとびを教えてもらおうと近くに来る子が多くて、そこから後ろはやぶさをやってみたい子などにつながって、やっと「見せびらかし」じゃなくなったな……と。
324 回転とびがルールを変えたで書いたように、クラブの子がきっかけで、子どもになわとびカードでは知らない技が広がることもありました。もうクラブはありませんが、2重とびなどを教えつつ、新技も教えるすきはないか、狙ってみたいと思います(笑)。
そして、夏祭りがもう1回やってくることにもなりました。
去年の夏祭りは最後かもしれないと思いながら跳んで、それ以降、新しい演技を作ることも、曲に合わせて跳ぶこともやめていました。
もう1回跳びます。曲は候補が残っていたのですぐ決まりました。内容もおおざっぱに作って、跳びはじめています。体のクセとか、技の動きの中ではどうにも行きづまる部分は今までどおりですが、当面は夏祭りに向けて練習しようと思います。
うまくいくときもあります。でも、成功した理由を言葉で説明できません。その状態でいるあいだは自在に再現できないわけで、やっぱり試して探しつづけることになると思います。
「なわとび もう1年」で画像検索した写真ですが、描いてみると思ったほど似ない技術の不足っぷりは、絵もなわとびも同じです……。
単縄を続けている期間は、ほとんど今の小学校の勤務年数と同じです。
気が早いですが、来年の今ごろ、なわとびでいろいろできたこの学校から転勤していたら、どんな気持ちになっているか。
そのときの気持ちはわかりません。せめて、そこまでの気持ちを、自信を持ってよかったと言えるように、もう1年過ごしたいと思います。