今回は「ジャンプのこと」。
マンガ雑誌みたいなタイトルですが……。
冬あたりからTJ4重(SトードO)を練習するようになって、ここ最近は、練習の中で成功するようになってきました。
回し方とか考えながら試していましたが、突破口になったのはジャンプのほうでした。
縄を回さずに大きなジャンプだけ試したら、高さの感覚がつかめました。
そのときの流れはこんなぐあいでした。
1.トードに入る途中のすこしかがんだ姿勢になる。
2.縄を回さずにTJするときのイメージで跳んでみる。
3.2よりももっと高く跳んでみる。
この3がTJ4重に必要な高さと思ったのです。このときのジャンプが思ったより「体が上がった」感じがして、実際に縄を回してみたらできたのでした。
「体が上がった」のは、具体的に言うと肩から上が伸びた感じでした。
脚力だけで跳び上がるのではなく、足で跳んだら、跳び上がりながら上半身をさらにぐいっと上げるイメージです。上半身に下半身がついてきて、ジャンプ全体が高くなったような……。
これはジャンプのコツを検索すれば見つかる話ですが、なわとびの場合、手の動きもあるので、ジャンプを持続させる動きを止めてしまいがちです。上手な人が多回旋で一瞬空中に停まっているように見えるのは、多回旋を回しながらもジャンプの勢いを維持するのを忘れていないから、とも思えました。
回し方ばかり試行錯誤していて、ジャンプが足りていなかったのかもしれません。
322 かがんで角度を下げてみたのころ、何度か成功しました。あのときはかがんで回すのを試したのですが、実は、かがんだ姿勢でも体を持ち上げる感覚ができていたのかもしれません。自分でも知らずに高さを作れたので成功した、という可能性もあったのかなと思います。
ようやく体がついてきた瞬間でした。
勢いを借りて、側振+3重系の他の技も成功率が上がりました。
それでもまだ苦しいです。
ジャンプとタイミングが向上しても、回す技術が合ってこないと完成度が低いというのか……。いろいろ考えた回し方を、今のジャンプに当てはめていくのが次の実践かなと思います。
自分にとっては1つ壁を超えた気分ですが、達成感というよりは、跳べないもどかしさからようやく解放されたような感じです。
TJからTJ4重みたいなつなぎもできたので、練習の幅が広がったと思うくらいがいいのでしょう。