とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

353 まっすぐが教えてくれたこと

今回は「姿勢のこと」。

姿勢のまっすぐのことです。

跳び方のポイントとして、「目を前に向けると姿勢もまっすぐになる」と言われます。

自分でも、345 頭、足、腕、手首という話を書いて以来、頭からちゃんと上に跳べるように気をつかっているのですが、一部の技である効果に気づきました。


それは「体のねじれを抑えられる」こと

たとえばSEBOOです。

前回、回す速さの話でも例にあげたように、SEBOOは跳べますがラクな着地になりません。EB状態で体が苦しくて、回すのがうまくいっていないのが大きいと思っています(実際、どこか勢いがゆるんで回しきれていない感がある)。

ところがこのまえ、妙に着地が余裕だったときがありました。

わざとらしいくらい、頭からまっすぐ上に跳んだときでした。苦手意識のある技なので、いろいろやりかたを試す中の1つでしたが、けっこうきれいに縄が抜けて、着地も膝が軽く曲がったくらいでした(僕としてはいいほうです)。

回し方もいろいろ試して良さそうな状態からの1回だったので、姿勢だけが理由ではないかもしれませんが、思い当ることがありました。


まっすぐに跳ぶと、力を入れた姿勢にならない。

力の入れすぎは、その人の体のクセを表に出すと思います。

特に、交差のように「体を締めこむ」力の入れ方をするとよくわかります。

意識しないかぎり、その人の体幹に合わせて体をしぼりこむ形になるので、どんどん体のクセそのものに近づきます。

346 力を入れすぎると・・・

これが起こらないということです。

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EBが苦手。さらにサイドスイング+3回旋で自分の最大多回旋。こういう条件がそろえば、跳ぶときに力が入って姿勢がかがむ形で固まります。一応、かがんだほうがブレずに回せると過去に書いたときもあったので、一から十まで悪いことばかりではありません。ただ――。

同時に体のクセが出て、縄がそれてしまったり、かがむことでジャンプが伸びなかったりする可能性もあるわけで、それを「振り切って跳べる」のがまっすぐなのかな……と。


人それぞれですし、僕自身、そのときの練習段階で変わることもあるでしょう。

何より、手の動き=回す速度は勢いが今ひとつのまま変わってないので、単純に「ジャンプが安定して滞空時間が伸びたから着地に余裕が生まれただけ」とも言えます。

それでも、体勢が安定していれば最後のOOも回しやすくなるので、回し方にもつながらないかなと思っています。