とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

358 スローテンポは難しい

今回は「ゆっくりのこと」。

夏祭りが終わってからなわとびしなくなりました。

次の目標がないので一休みのつもり……が2週間くらい手にも取らず。なわとびをしない休日は、けっこうゆっくりと時間が過ぎます。

ゆっくりといえば、夏祭りの曲(「CHRONO CROSS」)はテンポが遅めでした。

この遅いテンポに技を入れるのが難しかった、という話です。


特に連続技で体にかかる負担が予想外でした。

連続技といっても、前や後ろのSCC系を4~6つ続けて跳ぶくらいなんですが、これが合わない。2拍に1技跳ぶと、2拍数える前に次の縄が来てしまうのです。要するに、曲のテンポに対して、縄を回すのが速すぎたのです。

なので、次のジャンプまで体を沈ませて「待つ」みたいな状態が最初は続きました。すごく足にきます。はんぱにスクワットをやっているようなもので、「着地の重みを1技ごとに足でこらえる」みたいなことを連続して、そこで一気に体力が削られました。

これじゃダメだと、縄をゆっくり回すことにして、なんとか間をもたせました。

……が、その「ゆっくり回す」がいろいろ悪さをして――。


主に2つの問題が起こりました。

1.縄の勢いがゆるくて引っかかりやすい

わざと遅くしようとするとダメですね。あくまでも、縄はコントロールできる張りを持っていないといけません。

夏祭りの話で、動きを意識しながら跳んだ1つの例として、「終わりのCは油断せずに通せ」と書きました。たとえばSOCは、普通に跳んでいれば交差を作ったところで勢いにまかせて縄が通ります。でも、縄が遅いとそれもままならない。

どんなスピードでも、足の下を通るように縄を回すのが先決です。

2.見ばえが悪い

これはTJなどで起こりました。スピードを落としたTJはあまりやってことがなかったので……。

ゆっくりした2拍に合わせてTJができるほど滞空時間がなくて、次の技までわずかに時間に余りました。それが変な「ため」に見えてしまったり、そもそもTJをすこしゆっくりやろうとして形が崩れてしまったり。

自分のやりやすいスピードで跳んで、次の技まではサイドスイングでゆっくり時間調整するのがいいのかなと、あとになって思っています。となると、必要なのはサイドスイングの速度調節と、さらに、そこからスムーズに次の技を始められるように縄をとらえること、でしょうか?

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フリースタイルでは、1分に120~140拍くらいのテンポがいいそうです。

僕もこれまで、だいだいこの範囲のテンポの曲を使っていました。

今回は118拍で跳びました。118というのは、『クロノ・クロス』のピアノ用の楽譜で♪=118と載っていたからこれくらいのテンポだと思ってるんですが、体感(というか跳んだ感じ)としてはもうすこし遅い気がします……。

ただ、遅いぶん、考える余裕だけはありました。これまで、普通のテンポでも、ミスると慌てて追いつかなかったことを考えると、かえって「あり」かもしれません(慣れさえすれば)。

動画で見てもらった人には、曲はゆっくりでも、雰囲気に合わせていろんな技が繰り広げられているのを楽しんでもらえたみたいでうれしかったです。